風と
風とお喋りしているみたいに小鳥が
ピーチクパーチク鳴いている。
いや 本当は、親鳥がとって来る
餌を待っているだけなんだけれども....
嘴を大きく開けて鳴いている
まるで風と歌っているみたい!
いや 本当は、親鳥がくれる餌の
順番を待ってるだけなんだけれども....
それでも風を遊び相手にして風と遊んで
親鳥を待って居る様に見えるのは、
私だけなのかなあ....。
軌跡
何かを続けるって大変だよね.....
続けると言う事は、それだけで道を
作ると言う事.... その道が軌跡になって
やり続ける事がやがて奇跡になって
いくんだね.....。
好きになれない、嫌いになれない
貴方の好きな人は、私では無い だから
私は、貴方を好きになれない
貴方は、私に何の気なしに話し掛ける
他意も何も無い自然体の笑顔を私に
向けてくれる
だから私は、貴方を嫌いにはなれないんだ
酷いと貴方を詰れたら少しは、この気持ちも楽になれるのかなぁ....
でもそんな事をしたら貴方に嫌われちゃうから絶対にしないけど..... だけど絶対に
好きにもなれない.... だって絶対に
好きになっちゃいけないんだもん....
これは、恋人が居る人を好きになってしまった 私への罰なのだ....きっと....
だから今日も私は、貴方を好きになれない
きっと永遠に好きになれない....
略奪愛も出来ない そんな度胸無いよ....
だって貴方の恋人も私の大好きな人だから
..... だから私は、貴方達を好きになれない
貴方達を嫌いになれないんだ....。
夜が明けた。
空が白み始め ゆっくりと夜が明けて行く
隣で眠る君の寝顔を見る。
薄い瞼を縁取る睫毛 小さな白い頬
ふんわりとした君の柔らかい髪その柔らかい感触を手の中で弄んで居ると
衣擦れの音がして君の長い髪がシーツで揺れる君が大きくて丸い目を僕に向けて
首を傾げて僕を見る
「おはよう」君のあどけない表情に
僕の口元が緩む「おはよう」僕は、目元を
緩め君にしか見せない笑顔で返事をする
「何で笑ってるの?」君が不思議そうな顔で僕に聞いて来る
僕は、「夜が明けて急に明るくなったから
目を細めてただけだよ!」と答える
君は、そんな僕を見てクスクスと笑う
そんな君の笑顔を見て僕は、今日も幸せを噛み締め今日も良い一日になると確信するのだ!
ふとした瞬間
君のふとした瞬間の仕草にドキッとする。
君の頬杖を突く白い長い指その指先に
綺麗にピカピカに磨かれている爪と
色とりどりのネイル
そんな君の姿に見蕩れているとふと君と目が合った。
可愛い笑窪をへこませて口元を緩く上げ
笑う君の笑顔は、非常に罪作りな綺麗な
笑顔なので僕は、咄嗟に視線を下げ
どきまぎするのが精一杯だった。
あんな破壊力抜群の笑顔を向けられたら
免疫の無い異性は、いちころだろう!
それを分かっているのかいないのか
君は、クスクスと笑っていた。
その笑顔にまんまと引っかかっている僕に
君からは、もう逃げられないと悟った。
まるで蜘蛛の巣にかかった蝶みたいな僕
だけれど全然不快感を感じ無いのだから
もう仕方ないと諦めるしか無かった.....。