Saco

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4/10/2024, 3:56:53 AM

誰よりも、ずっと

誰よりも、ずっと俺は努力してきた。
人一倍誰よりも抜きん出て努力してきたんだ。
なのに....何で俺の名前の上にあいつの
名前があるんだ....

あんな脳天気にのほほんとしてて
何も考えてなさそうな奴がどうして
俺の上に居るんだぁ~

「いや....そんな事 君にとって原因の
僕に言われても普通それ僕に言う?
君他に友達居ないの?」そいつは首を
傾げてもっともな事を言う。

「うるさ~い友達づくりより勉強に重きを
置いてたんだから仕方ねぇだろう...」

そいつは面白そうにくすくすと笑って
俺を見る。

「ちなみに僕は他にも友達居るよ 
女の子の友達も居るから紹介して
あげようか? 彼女が出来るかもしれないよ」

「うるさ~いお前の伝手の友達なんて
いるかぁ~余計惨めになるわぁ~」

「いや....友達に伝手とか関係無くない?
君と仲良くしたい人も沢山いるよ君が
気付いて無いだけで....」

「だって他の奴に俺の気持ちを言っても
二位でも凄いじゃんって言われるだけだし
二位だぞ二位 俺は二位が嫌だから
悩んでるのに~そんな事言われたら
余計傷つくだろう~」

「病気だよ~君二位って言葉に過敏に
なりすぎ病院行こう僕も付いて行って
あげるから」

「うるさ~い人を病人扱いするなぁ~!」

そうして君は僕を睨む
これで手を抜いて一位を譲ってあげても
手を抜くなぁ~って怒るんだから
面倒くさい程 僕の事好きだなあ~
この人....

はぁ~と僕はため息をついた。

う~ん見てる分なら面白いんだけど
他に友達を作れば良いのに作らないし
僕が一位を取ると文句を言うし
僕的には君の可愛い美少年顔の方が
羨ましいけどなあ
眼鏡を掛けてるから
誰にも気付かれて無いけど
絶対友達作りをしたら人気者になれるのに

絶対彼女も出来るのに....
人生を僕にこだわっているせいで
損してるなぁ~....この人....

僕はもう一度ため息を吐き
心の中でまあいっかと呟き

君の背中を叩き落ち込んでいる君をしゃがんでいる姿勢から立たせる。

「はい じゃあ一緒に勉強しよう僕の
勉強方法教えるからそれで良いでしょ!」

「なるほど相手の技術を盗み自分の物に
しろと言う事だなあ!」
「うん....まぁ....そう言う事だよ!」
僕は苦笑し勉強が出来るけど少しずれてて
馬鹿な親友の背中を押して親友の機嫌が
またかわらぬ内に家路へと急がせた。

4/8/2024, 10:21:27 PM

これからも、ずっと

これからも、ずっと貴方の側に居たいけれど ごめんね どうしたって私は貴方を
置いて行く運命(さだめ)私と貴方の 
距離は近い様で遠い

でもこれだけは約束できる
いつか貴方を見つけて会いに行くから
その時に私を見つけてくれると嬉しいな

だからその時まで....待ってて....

4/8/2024, 3:15:25 AM

エイプリルフールの続き

沈む夕日

真っ赤な夕日が地平線に沈もうとして
一日の終わりを告げていた。

シズクファーラムと言う少女は
バインダー局の別棟にある寮で
暮らしている。

そこには他のチームのバインダー達も
住んでいてシズクは人見知りなので
あまり話た事は無いのだが
ある日同じ階の別部屋の人に
女子会と言う物に呼ばれたシズク
最初は恐々していて不安で帰りたかったが
ミーナも混ざりたいと言うので少し
安心し一緒に付いて行く感じで参加する
事にした。

しかしそこでもシズクは辟易する事になる
女子会恒例の恋バナ大会をする事になった
からだ

皆寝る前のパジャマ姿なので
女子会もといパジャマパーティーと呼んでも良いかも知れない

そこでシズクもパジャマを着て
普段は髪の量が多くて中々まとまらず
自分では少しコンプレックスに感じてる
髪を普段の二つ結びから完全に降ろした
態勢で参加していた。

皆思い思いに自分の好きな人や恋人の話
はたまた告白された話などで盛り上がっていた。

「ミーナはナイト君と一緒に住んでるん
だっけ?」

「良いなあミーナはあんなに優しくて
格好良い彼氏が居て」

「でもナイトってああ見えて寝起き悪いのよ朝起こすの大変なんだから...」

「そう言う愚痴も一緒に住んでる彼女ならではよね良いなあラブラブじゃん」

と皆で笑い合っている姿を見るとシズクの
心もぽかぽかと暖かくなって来て
とても微笑ましくなってくる
(参加...出来て...良かったなあ...)
とシズクが心の中で呟いていると...

唐突に...「シズクちゃんは誰か好きな人いないの?」と聞かれシズクは戸惑う
今日は完全に聞き役に徹しようと
思っていたからだ....

(どうしよう....)シズクは恋バナや
恋愛映画を聞いたり見たりするのは好きだ
仲睦まじい人達の映像を見たり聞いたり
すると心の底から良かったねと思えて
幸せな気分になるからだ

だけど自分自身は恋と言う物がまだ良く
分からない
自分にもいつか分かる日が来るのだろうか

だってシズクにはチーム皆が大切で
大事だから
誰か一人を特別と感じる恋心とは違う
気がする

シズクが答えに窮し黙り込んで居ると
ミーナが「シズク別に恋の話じゃ無くても
良いのよ最近あった楽しかった事とかでも
全然良いんだからね!」とフォローを入れてくれる

(楽しかった事・・・・)シズクは頭を
巡らせて考え込む 楽しかった事
楽しかった事.....(あ....)とシズクは
思い付く

「この前....ハイネと....映画を見にいったよ....楽しかったよ....」

周りの人達は「ハイネって確かミーナ達の
チームのあの顔が怖い人...」

「二人で行ったの凄いデートじゃん!!」
周りの女子達が囃し立てるが
シズクは首を傾げる。

「デートじゃないよ....お出かけだよ....」
シズクの中でデートは恋人同士がするものだ。
ハイネとシズクは恋人同士じゃないので
シズクの中ではお出かけなのだ

「え~でもそのハイネって人シズクちゃんの事好きなんじゃないの好きでも無い人と
一緒に出掛けないでしょう?」

その質問を聞いてミーナは心の中で
ガッツポーズする
さてシズクは何と答えるかとミーナは
シズクの方を向く

「....好き....?」(ハイネが....私の事...)
シズクは首を傾げて思考を回す
「.....そんな事は...無いと思う....」

この場合の好きは恋愛感情の好きだと
シズクもちゃんと理解していた

しかし思い返してみてもシズクは
ハイネを怒らせてばかりだし
よく意地悪をされるし意地悪を
されるたびにシズクはハイネの事を
嫌いと言ってしまっているし
びくびくおどおどしてしまうし
そう言うシズクの姿がハイネの癪に障って
いるし.....
考えてみればシズクはハイネに好かれる
様な事は一個もして居ないのだ

一緒に出掛けてくれるし
凄く嫌われて居る訳では無いとは
思うがそう言う感情では無いと思う....

(それにハイネは....大人っぽい人が....
好きと....言って...いたし....)

前ハイネがミーナやナイトに好きな
異性のタイプを言っていたのを
少し聞いていたのだ

「だから色気のある奴しか女って認めねぇから!」

その後ハイネはミーナとナイトに
怒られていたが確かにそう言っていた

だからシズクは正直に否定したのだが.....
シズクの答えを聞いたミーナは肩を
がっくり落とし頭を抱えていた。

(ハイネ....あんたもっと頑張んなさいよ)

こうして気付けば夕日が完全に沈み
夜が更けた頃パジャマパーティーを
ようした女子会はお開きになった。

4/7/2024, 5:35:58 AM

君の目を見つめると

君の目を見つめると吸い込まれそうになる
君の丸い水晶みたいな綺麗な瞳が僕を
捉えるとまるで自分の奥底を覗かれて
いる様な気分になり逸らしたいのに
逸らせないんだ....。

4/6/2024, 12:53:02 AM

星空の下で

宵闇の空の下できらきらと星が輝く
君が無邪気な笑顔で一番輝く一番星を
指さして僕にはしゃいだ姿を見せるから
僕はきらきら輝く星よりも君の眩しい
笑顔に惹き付けられるんだ....。

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