枯葉 謎々

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6/25/2022, 6:49:44 AM

絵に自信持ちたい

6/24/2022, 9:09:57 AM

子供の頃は



夜を怖がり嫌っていた

暗くて、不気味で

何より皆と遊べない

夕方になって

皆に手を降るのが

とても嫌だった。

つまらない夜なんて

速く終わって

速く明日が来てほしい

そんなふうに思っていた


今は夜だけを

求めている。


夜は何でも受け止めてくれる

どうしょうもない自分でも

浸ることを許してくれる


夜が終わるのが嫌で

朝なんて来なくていいと

無駄に抗って寝不足気味だ。



昔の自分はきっと

こんな夜を笑うだろう。

こんな私を嫌うだろう。



あぁ今日も朝が怖い。

6/22/2022, 2:05:39 PM

日常


私は変わることが嫌いだ

何時だって同じ事をしていたい。


朝は起きてすぐ着替えて

普通に朝食をとって

小言を言われながら

行ってきますだけ言って

空の下歩いて走って

そんな朝を同じように過ごす


鳥の声と車の音を通り過ぎて

いつもの先生を見つける

普通に挨拶して

普通に笑って

普通にお昼を食べて

机の上で項垂れる

サボらずガチらず

部活にも行ったりして

そんな変わらないものが好きなのだ。


蛙の声と電車の音に追いかけられて

しっかりと履いた靴を信じて

走って家に帰る

おかえりの前にただいまを言って

ゲームしてテレビ見て

急かされご飯を食べて、お風呂に入って

スマホは程々に目を閉じる

そんな変わらない夜を淡々と過ごし終える


これの繰り返しで良いのだ。

私はそんな日常が好きなのだ。

変わらないそんな毎日が。



だけど知っている。

変わらない日常等無いことを。



昔から変わることが嫌いだった。

でも今を見ると

昔と変わっていることだらけなのに

 今 が変わらない事を願っているのだ。


今の日常だって

朝起きられなければ寝坊をして

朝食だって食べられないかもしれない

行ってきますを聞いてくれる人は

いつまでいてくれるかわからないし

いつもの先生はいつもの先生ではなくなる

離れるのは私かもしれないし先生かもしれない

呑気にテレビやらゲームやら言えなくなるかもしれない

きっと急かされることも無くなる


私の愛する変わらない日常は

変化で溢れているのだ。


きっとこれからも私は

変化を嫌って生きていく。

変化の度にそれを恐れる。


それでも変わった日常を結局は愛すのだ。

それがずっと変わらないようにと。



私は今を何より愛しているんだ。


日常を愛すること

それこそきっと変わらないものなのだ。


私は今日も変わらない日常を愛して生きていく

6/21/2022, 4:46:26 PM

好きな色


自分は小さい頃から

青が好きだった。

空や海は特に好きじゃないけど

青色が好きだった


青色の物を見ると

すぐ親にねだっていた

親はいつも困った顔をしていた。


散々粘って親を根負けさせていた

典型的な、困った子供であった。


部屋が青一色になりつつある頃

ぽつんと異質な色が増えた

自分にとってそれは悪だった。

だけど我慢した。

もう困った子供ではないのだ。


その異質な色は

どんどん部屋を侵食していった

薄くなったり、濃くなったりしながら。


親は安心したような顔をしていた

自分はただそれに従った


そのまま青色は跡形もなく塗り潰された



ある時、ある人に出会った

その人は自分にとって悪であるその色を纏っていた

特に悪だと思っていた、薄いそれだった。


その人が纏うその色は不思議と

とても美しく、素敵なものに思えた。


「僕はこの色が大好きなんだ」


そうその人は笑った。


 赤

否、桃色の色を

可憐に纏って笑っていた。

同じ色なのに、自分の色と違って輝いていた




小さな赤色のランドセルを除けて

塞ぎ込んだ箪笥を探る

ずっと隠して仕舞い込んだ 青


きっとこれを纏う時


私は自分になれるのだ。


好きな自分を彩ることができるのだ。

6/20/2022, 10:52:25 PM

一人が怖い

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