パリン!あーあ割れちゃった。割れた香水を片付けているとあれこの匂いって。「くさ。」「嘘つけ笑。好きなくせに!」3年前に別れた元カレとの会話。あの香水の匂い本当に好きじゃなかったな〜。甘ったるくて、ツンとした匂い。その香水と同じ匂いがする。「最悪。床に匂い染み付いちゃた。」まだあなたの匂い忘れてなかったよ。まだあなたのこと忘れられてなかったよ。あなたのもの捨てられずにいたよ。
言葉はいらない、ただ・・・抱きしめて。明日のことなんて、未来なんて考えずに私の事だけ考えて抱きしめてほしい。ただそれだけでいいの。
僕が好きだった人が亡くなった。
そのせいで、めったに風邪をひかない僕が風邪をひいてしまってここ最近寝込んでいる。高3の夏だというのに勉強が遅れてしまわないか心配している。あぁ、昨日は特に調子が悪いな。40℃の熱が出ていて、意識がもうろうとしてきた。そんな時に玄関のチャイムが鳴った。誰だろう。きっと友達だろうと思い、ドアを開けると、そこには亡くなった僕の好きな人がいた。どうして。きっと幻覚だ、と思ったが「久しぶり。」と声をかけられた。突然の君の訪問。いや、こんなことありえるわけない。「私が死んだからってそんなに落ち込まないで。でも、私に会えて良かったね。私とずっと一緒にいたい?」いたい。なんて言ったら君はどうするの?「そんなの無理だけど笑。ごめんね、あなたのこと好きじゃないから笑。」そんなことなら会いに来なくて良かったよ。「それじゃあ、元気でね。私が居なくても頑張ってね。もう会いに来ちゃだめだからね。」どういう意味だ。そっちが会いに来たくせに。「起きて!起きて!」目が覚めると母が泣きながらこちらを見ていた。たくさんの場所に包帯が巻かれていて、病院にいた。お医者さんが来て、「目が覚めたのは奇跡としか言いようがありません。この3日間ずっと意識がなかったんです。」どうやら交通事故に遭ったらしい。ということは彼女が会いに来たんじゃなくて、僕が彼女の元へ行っていたのか。彼女が助けてくれたんだ。事故に遭った僕を彼女の方へ来させないために。その瞬間涙が溢れた。彼女を好きで良かった。来世は彼女のそばにずっと居たい。
1番仲のいい男友だちのことが前は好きだった。でも、もう友だち。この関係がずっと続くといいなって思ってた。でも、仲のいい後輩が彼の事が好きって言ってた。それを聞いて、知ってたのに、性格悪いよね。彼の事私も好きになった。好きになったんじゃなくて本当は何度も意識してたけど、この関係が崩れるのが怖くて認めたくなかったんだ。ずっと好きだったけど彼は私の事なんてただの友だちとしか思ってないだろうから、私も友だちのままで、友だちの思い出だけを心の中に閉まっておくことにする。
未来なんて誰にも分からない。だから、未来はいくらでも変えられる。