林檎

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6/22/2022, 8:45:54 AM

好きな色



よく聞かれる無難な質問。
「好きな色は?」

無難な質問には無難な答えを。
なんて思ってた。
特に色にはこだわりなんてないし。


けどあなたに出会ってから、
私の中に好きな色ができた。
日に日に好きな色は特別な色に変わり、
気付けば身の回りの色はその色ばっかりになっていて。

好きな色。それはあなたの色。
会えなくても、あなたの色は私に元気をくれる。

6/21/2022, 6:41:32 AM

あなたがいたから



あなたがいたから。
毎日頑張れた。
あなたに会える日まで。
そう考えながら、仕事も頑張れた。

なのに、あの日。
あなたとの約束は泡のように消えていった。
まるでもなかったかのように跡形もなく。

あの日から
ゆっくりと前に進む。
止まりそうになりながらも。


またあなたに会える約束ができるまで。
ゆっくりと。
あなたがいた時のように。

1/31/2022, 6:42:35 PM

旅路の果てに


長い間家に帰っていない。
彼に伝えずに。
彼は大丈夫かな。怒られるな、きっと。

そろそろ帰ろうか。
なんて思ったけど、なんせここに来た記憶がない。
いつか彼と行った砂浜に似ているけど。
帰り方がわからない。どうやって帰るのか。
なんて思いながら、とりあえず、のんびりと。
色んな彼との思い出を巡らせながら1人歩いた。

ふと目の前に見たことの無い、違和感のあるドアか
これまた違和感のある砂浜にポツンと。

でも、なんでだろう。
すごく……呼ばれている気がする……
彼の。彼の温もりを感じる。


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「おかえり」
目を開けると大好きな彼が泣きながら微笑んでいた
「ただいま。遅くなってごめんね」
そう微笑んだ私を強く優しく抱きしめて。

あぁ、すごくすごく長い旅路だった。

1/29/2022, 3:44:24 PM

I love...


いつからだろう。
倦怠期のような関係ではない。
かと言って昔のようなラブラブさもない。

仲が悪いのかと聞かれても、
正直、仲はいいほうだと思う。今も。

きっと、2年半という月日は
心地のいい空気と当たり前という慣れを
私たちに作ったんだろう。


そんなことをふと思いながら、
久しぶりに彼からの言葉が聞きたくて。
隣で本を読みながら寛ぐ彼の耳元でそっと囁く。

(I love you my sweet)

彼からの言葉はなかったけれど。
私は満足。
だって彼の耳がとっっっても赤いのがわかったから。