拝啓 いつも頑張っている君へ
私は努力が苦手です。なので、努力してる人を見ると、素直にすごいなと思います。辛い思いややめたいという思いに負けずに戦っている君はとても素晴らしいです。でも反面、憎らしい思いもします。なぜ、私は君みたいに努力ができないのだろう、なぜ自分の甘えに負けてしまうのだろうと。だけど、私は努力している君が好き。
I LOVE YOU
霜月 はつか より
私の傷を見て「可哀想」という人。
私の気持ちを知って「大丈夫?」という人。
私の悩みを知って「相談乗るよ」という人。
同情してんじゃねーよ。
そういう絡みが一番だるい。普通のお話しよーよ。
同情なんて、クソ喰らえ
私が誰よりもあなたを愛しているのに
私は誰よりもあなたをオモっているのに
ワタシハ誰よりもアナタを見ているノニ
なんで、ワタシジャナイノ?
バレンタインはチョコをあげる。
男子にチョコをあげて告白。
なのに、チョコをあげる意味は『あなたと同じ気持ち』で『あなたが好き』ではないの。
あなたが好きは、飴。
なんで、チョコが『あなたが好き。』じゃないんだろーね。
「待ってて。今逝くから。」
そう呟いたあと、俺はもうすぐ朝日の上る海を見つめる。
ここで、彼女は亡くなった。
原因は『自殺』
未だになぜ、自殺したのかわからない。自殺する前の日には、いつもどおりデート行って、俺の家泊まって、朝、用事があるからといって早めに家を出た。
その二時間後にここで死んだ。
なぜ死んだ?なにが辛かった?なにが不満だった?俺じゃ解決できなかった?頼りなかった?そう思って、ずっと思いつめて、約2年。
2年という月日はあっという間で、彼女の自殺する前の日は、昨日の出来事かのようにすぐに思い出せる。
俺は、海を見つめる。
なんとなく、彼女が海に飛び込んだ謎が解決したように思えた。
この海は、死の先の道だと。そして、なぜか飛びこみたくなるという欲と自然に足が動くという、海の美しさに人間の本能を感じる。
俺は、足を動かす。
「なぁ、もし、また出会えたら」
もう、腰まで海水が。
「もし、生まれ変われたら」
肩まで浸かる。
「もし、この先で会うことができたら」
もう顔が浸かりそうだ。
「俺と、ずっといっしょにいてくれますか?」
泣きそうな声で、俺は海に問いかける。
『もちろん。あっちで待ってるよ』
彼女の優しい声が聞こえた。
「待ってて。すぐに行くよ」
朝日が上り始め、海は太陽に包まれて、世が朝を迎える。
とある観光客が海を見つめた。
「おぉ…!船もなければ、人もいない!最高の絶景スポットだ!」
海は、美しく揺れていた。