6/19/2024, 3:39:23 PM
相合傘をした。彼が傘を忘れたから、同じマンションに住んでいる私が声を掛けられたのだ。背の高い彼が傘を持ち、自分が濡れてまで私が濡れない様にしてくれた。そこに他意はないのだろう。残後なまでに優しい彼は、私の身を焦がす太陽だった。そんな帰り道こそ最初で最後の青春だった。
6/18/2024, 6:07:56 PM
落下していく感覚に目を瞑る。そうして思い出すのは今までのこと。後悔ばかりの人生だった。愛されていたとしても、私はそれを素直に受け入れられなかった。その原因はきっと、いじめられていたから。もう随分と前のことで記憶も霞むけど、過去という事実は消えない。担任の先生に気にするだけ無駄だと言えば、強いねと返されて何も言えなくなったのを覚えている。強くなんかない、強がってる訳でもなく諦めただけ。この世界に絶望していながらよく今まで生きてたなと思う。だけどもう限界だ。明確な理由もないけれど、これ以上息をすることに耐えられない。…ああ、これでやっと楽になれる。
6/18/2024, 4:45:37 AM
「未来なんてわからないけど、永遠なんてどこにもないけど、私は貴方に愛を誓うの」
…叶うなら、死が2人を分つまで。