通り雨。
風情のあるものという判定を貰いたいのであれば、幾つかの条件をクリアしてもらう必要がある。
一つ目、自分が濡れずに済む状況であること。
(濡れたら風邪を引いちまうよ!)
二つ目、急足でザッと降らせたらさっさとカラッと晴れること
(「通り雨」だからね!さっさとどっか行きな!いつまでも居られたらそれはただの「雨」だからね!)
三つ目、必要以上に湿気を残していかないこと。
(いつまでもじめじめじめじめしてたらわたしの頭からキノコが生えるわ!湿気はノーサンキュー!不要!)
通り雨さんは上記を遵守し、エモーショナルなシチュエーションとしての矜持を保つよう心掛けてください。
明日、もし晴れたなら。全力でエアコンをこき使う。
晴れは嬉しいんだよ、晴れは。
ただ暑すぎるんだよ。なぜこんなに暑い?馬鹿なのか?
地球全体を大きな蒸し器にでもする気か?
我々のことをヘルシーな調理法で頂こうとするんじゃないよ。
昔は30℃になっただけでワーワー言ってたよねえ?
小学校のプールが気温低すぎて中止になったりさぁ……
これもうどうしたらいいの?超能力でオゾン層を再生させるしかないの?助けてドラえも〜〜〜〜〜ん!!!!!!!
暑すぎて「田舎を駆け回り、おばあちゃんちの縁側でガリガリ君食って涼む」という激エモ夏休みを実現できる小学生が全滅しちゃったかもしれないよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
暑すぎる。
みなさま、命大事に。
朝日の温もりに心地良さを感じるのは休日だけである。
それはなぜか。
平日の朝は、絶望を連れてやってくるのだ。
………おしごといきたくない………
朝日は絶望と共に現れ、私に現実を突きつける。
爽やかな朝であればあるほど気分は重いのだ。
「まって、こんなに天気いいのにわたしおしごといかなきゃいけないの……?」
その点休日の朝は最高だ。
雨や曇りであっても心は晴れやかだ。二度寝が捗る。
天気が良いと尚更嬉しい。気分も良くなり二度寝が捗る。
朝日、目覚まし時計、スマホのアラーム。
朝の訪れを告げる恐ろしいものたち。
やだまって体感睡眠時間30分。おしごといきたくない。
平日の朝は自分との闘いだ。
文明を築き労働という概念を作ったニンゲンに恨みにも似た感情を抱きながら、私は朝ごはんを食べる。
ああ、おしごといきたくない……。
【岐路】わかれ道。二また道。
「人生の ─ に立つ」
人生の岐路に立ち、思い悩んだことがあっただろうか。
う〜ん、無い。
いつもそれなりに何となく適当に、をモットーに生きてきた。
私は無気力ゆるふわ人間である。
重要な局面で選択を迫られた時、私は一体どうするだろうか。
たぶん一旦諦めてお布団で寝る。
私は無気力ゆるふわ人間である。
SHEINのTシャツみたいに中身がペラペラな私だが、
実は私は私のことがそんなに嫌いではないのだ。
世界の終わりに君と、
焼肉を食べに行きたい。
好きな人と行く焼肉は最高である。
この場合の好きな人とは、友人でも思い人でも恋人でもいい。
焼肉はおいしい上にエンタメ性も高いため、とても楽しい。
目の前で自分でジュージュー焼くの超楽しい。
好きな人と行くと更にとても楽しい。
世界が終わる日に好きな人と焼肉食って、死ぬ。
最高か。
締めのデザートを食べ終わるくらいの時間帯に、
ちゃんと頃合い見計らって隕石衝突してほしい。
ちなみに私は焼肉後のデザートはアイスよりプリン派だ。
わがままを言うと杏仁豆腐派である。
いや待てよ、しゃぶしゃぶでもいいな。