久しぶりにモスに行ったら
ゆずとレモンとジンジャーのドリンクがあった。
美味しそうだったので注文したが
出てきたものがアイスのジンジャーエールだったのでショック。
今日飲むには氷入りの商品は寒かった…
ちゃんと見なかった自分のせいですけどね。
冬至に飲むゆずのドリンクはやっぱホットでしょ。
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【22】ゆずの香り
ニュースで、ガザの子供の写真を見たよ。
彼は3歳。
自宅が空爆され、両親と兄をなくした。
避難しても避難しても爆撃は追いかけてきて
彼は両脚もなくした。
サッカー選手になりたかったんだ。
空が続いているなら
こんなのんきな日本の平和とも地続き。
私は雨降らす男たちを狙撃しに行きたいが
濡れる子たちは多すぎる。
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【21】大空
祝福されつつ世界に在れる私たち
毎日をいわって
交わす言葉を 視線のまじわりを
笑みを 冗談を 慈しんで
生きていく道を過ごしやすいように整える事は 喜びを
活力を 幸福を すぐ隣に息づく苦痛をなだめる胆力を
私に辛抱強く それが全て唯一だとささやき続ける
寝ること 食べること 食べないこと
清潔と怠惰の宙ぶらりん
朝のはじまりを知る 夜をちゃんと終える
カードは順にめくられて
他人の心には入れず
毎日のサイコロは自分が握っていて
何の目が出ているのかは
かならず自分で見なくてはいけない
ホットケーキを焼けば
今の気配が知れる
背中にくっついているものの温度を感じて
なおかつそれに気をとられすぎない
こんがり焼けた地球は
湯気のあがった地平は
親指でへこまされて
香ばしさの穴をあけ
向こう側に覗く天国の足かせ
高らかに祝祭の音程となり
からーんころーん
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【20】ベルの音
あんまり寂しさを感じた記憶がない。
例えば旅先でひとり。
綺麗な風景も食事もなにも、ひとりだけで味わってると、これを誰かと一緒に体験できたら楽しいだろうな、とは思ったりもする。
だけど、それは寂しさではないな。
孤独感は感じる。でも孤独は楽しめる。孤独感をむりやり解消したいとは思わない。
それはまぁ、割とカジュアルな孤独感だからだとは思う。
孤独は孤立じゃないから。孤立はつらいね。
考えてみると、「寂しさ」って、「寂しさを解消したい」という願いを内包した感情のように思える。孤独感(軽いタイプの)は「解消したい」をあんまり志向しない。
人によっては、どうしようもない寂しさっていうのがときどき否が応でも出てきてしまうんだろうけど、でもやりたいことが沢山ある時って、あんまりそんな感情に振り回されないもんだよね。
自分以外の誰かがいてこそ満たされる、と感じてる人は、その誰かがいないと欠けている気がして寂しさを感じるのかも。
それは、その誰かのことを愛おしいと感じているからこその感情だからまぁいい事だとは思うけど、あんまりその欠如感が強すぎるなら、もっと孤独と仲良くしたほうがいいよね。
あと、私はもっと寂しさを感じる人の気持ちに寄り添ったほうがいいかもしれない。でも分からないんだよね。ひとりって楽しいじゃん。
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【19】寂しさ
僕がジョンなら 君はヨーコ
こないだプレバトで夏井先生が言ってたよ
季語にもなってるレノン忌12月8日は
太平洋戦争が始まった日なんだって
愛のカルマを振り回しつつ
またそれになぶり回されつつぶち上げた
ジョン・レノンの「愛と平和」には眩暈がするけど
『Imagine』を歌おう
冬にはさ 一緒に
底の抜けただらしなさと焦燥に溺れながら
欲情をほのめかしたり 正常を振りかざしたり
脂ぎった権利を誇ったり 無垢さを鼻にかけたりしながら
愛を歌おう
愛を歌おうよ
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【18】冬は一緒に