むらた

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1/29/2026, 11:26:47 AM

I Love...
「そうねさいしょっからあんたのことなんて好きじゃなかったもの。別れられて清々するわ。それじゃさようなら。また会う日が来ないことを祈るわ。アディオス」
日が差し込むいつもの窓辺に今日は日が差し込まない。そりゃそうだろう。カーテンを締めているのだから。右頬がじんじん痛む。先輩は何処までも容赦がない人だったけれど俺を叩いた時の手はきっと震えていて何時もバンバン背中を叩いてくるけどなんだか今日は叩かれた力が弱かった気がした。先輩と付き合って3年2ヶ月、先輩が嫌いだった日なんてない。先輩以外を見たこともない。あなたは俺の中でなくてはならない存在になってしまったんだ。それはきっと先輩も同じで先輩もまさか今日別れを告げられるなんて思いもしなかったはずだ。最初から好きじゃなかったなんてそんなわけない。あの日俺たちは初めてを捧げあったんだぜ。俺先輩に言われたこと覚えてるよ。ガチガチに緊張した俺に先輩は「お互い初めてだし大丈夫よ。それに知らない人とする訳でもないんだし、お互い愛し合ってるから今からするんでしょ?」俺あの時先輩から出た愛し合ってるの言葉は嘘じゃないと思ってるぜ。先輩が帰る時は何時もカーテンを開けて先輩の後ろ姿を見ていたけれどその後ろ姿を見ることはもう無くなる。先輩俺たちは依存しすぎてしまったんだよ。今のうちに別れとかないとこれからお互いが死ぬ時にどっちかが耐えらんなくなる。ごめんね先輩。貴方が俺の中から消えることもないだろうしあなたの中から俺が消えることもないだろうね。心に傷をつけてしまったけれどこれから傷つくはずだった傷に比べればかすり傷くらいだろうね。ごめんね先輩。愛してるよ先輩。

1/28/2026, 2:32:01 PM

街へ
20歳を迎えタバコを吸える年齢になった俺はタバコを求めて街へ来た。タバコが吸えたら一人前の男みたいなイメージない?と友人に言ったら「全然そんなことなくて草生える。というかタバコがいくらか知ってる?500円だよ。ご ひ ゃ く え ん」
あいつタバコの値段だけ教えておいて店の場所までは教えてくれなかった。くそが。とにかく街へ来たはいいもののどこに入ればいいか分からないので適当に片っ端から入って行くことにした。まず俺はゴシックな雰囲気漂う服屋に入った。店員さんにタバコってありますか?と聞いたところ「あるわけねぇだろカス冷やかしなら帰れ」と言われてしまった。そこまで言うならどこにあるか教えて欲しいものだ。2つ目のお店は店の前でレコードを流している本屋だ。聞いてみたところここでも「???は??ないですけど???」とハテナをっぱい飛ばされてしまった。そこで向かったのは三件目の雑貨屋。可愛らしい雰囲気漂うそこにはおそらく無いだろうが聞いておいて損は無いタバコないですか?と聞くと「すみません。ここではタバコを取り扱っておりません」だってさ。三件行ったがタバコがどこにあるかは誰も教えてくれなかった。「おにいさんどうしたの?」声をかけてきたのは小学二年生ぐらいの男の子。事の経緯を話すと。「おれしってるよ。タバコがどこにあるか」ここでやっと俺の救世主が現れた「えっとねーここを行った先を左に曲がったらタバコあるよ」うわっはーまじ感謝。感謝を伝え忘れぬうちに走ってタバコがある先へと向かった。「おばちゃんここにタバコある?」タバコと聞いてあんまりピンときていないようだったが「ああ、あれのことね」とどこにあるか指をさして教えてくれた。向かった先にはソーダ味とコーラ味そしてココアシガレットと書いた小さい頃タバコを吸ってる振りをして楽しんだそれだった。違うんだよなーと項垂れるが確かにタバコなのでとりあえず三つとも買った。ぼりぼり食べると結構美味しかった。昔からココアシガレットだけは苦手だったが大人になって食べてみると以外に美味しかった。まぁこれはこれでいっかと今日はタバコを探すのは諦めてこれで我慢をすることにした。

1/27/2026, 1:46:14 PM

優しさ
あなたはずっと優しかった。何があっても怒らないし慰めてくれる。私そんなあなたにきっと甘えてたのね。あなたがいなくなってから何にもできない子供になってしまったわ。待っててね。私できるだけ頑張ってみるから。応援しててね。

1/26/2026, 2:31:09 PM

ミッドナイト
夜は天使が舞い降りてくる。空に浮かんだ遊覧船に乗って真夜中に悪いことをした子供達を連れ去っていってしまうらしい。らしいと言うのはあくまで噂で聞いたからだ。隣のクラスの小宮くん、最近学校に来てないから真夜中に悪い事をして天使に連れ去られたんじゃないかって。女子は夜逃げだとか不登校だとか病気だとかそういう面白くないみんな分かりきっていることを言ってくる。本当に面白くない。でも今日僕らが噂していることが分かるかもしれない。今日僕は真夜中きっかり0時にゲームをします。仕方ないだろう。悪いことって言ったってなんにも思いつかないんだもの。普段17時までと決まっているゲームを0時にやる。ドキドキする。そして決行の時間がやってきた。あと10秒で0時。そこからのことを言うと記憶が無い。確かにゲームはした気もするけど寝落ちしてしまったかもしれない。だってなんにも覚えていないんだもの。天使はどこに舞い降りたんだ…?