衣替え
サクサクの天ぷらの衣を剥がした中には脂が程よく乗ったぷりぷりの海老が顔を出す、少しかじり跡があるがそんなの気にしない
「今日は衣替えよ! 伝助! もう!早く学校に行きな!」
「はあーい!」
「俺の名前は 恵比寿 伝助 ー!」
ガッコンンン!!
【あだぁぁぁ!】
母親の平木真由美が俺にチョップをかました!
それが俺にヒット!
『あんたバカなこと言ってないではよ食べな、あと今日から衣替えしたから』
俺は咄嗟に言った
【天ぷらの?】
高く高く
私はずっーと高く高く遠い場所に居たはずなのにいつの間にか私をその場所から引きずり下ろした天才(怪物)と出会った
綺麗に見える位置に置かれたパーツと琴の腕前は私やその観客さえも引きずり込み自分の時間と言わないばかりに音を立てる、
「音は感情を感じ取りますからね〜ぇ、」
TVをつけると連日彼女のニュース、
彼女の名前、経歴、などなどをニュースは紹介していた、
「懐かしいなぁ、……」【羨ましい】
腹黒い真っ黒な液と本音の水のような液が心から吹き出した
彼女は私を超えたこれからも私のような秀才の嘴をへし折って何も無かったかの様に凛とした立ち振る舞いをするのだろう、
天才はずるいな、
努力をしないで、神はズルをしても貴方に味方をする、努力も運しだいとは言え、ポツリと
「才能があればなぁ……」
「あの鬼才(化け物)に勝てたのに……」
放課後
「後ろの正面だーあれ」
私達は放課後になるとよく篭め篭めをやる
「後ろの正面さんは、ん〜…?」
瑠衣が、答えようとしてるけど誰かわからないらしくそれが実に奇妙で浅はかで面白い、
「後ろの正面さんは〜、 靴黄色、」
弾んだ声で双子の璃奈と華音は、言う。
何時もの放課後で、何時も道理やる篭め篭め。
「稲瀬〜ちゃん!」
その場は私の名前で固まる、え?何で……なんにも言わないの?
「冗談寄せよ……今はそんの名前出すな…」
その声を発したのは、夏君だ、ねぇ……
何?何で? 私悪いことした? ねぇねぇ!
少しこの場を整理しよう、私が璃奈と華音の隣に居て……少し…てか、数cmの後に瑠衣が居てその後に……あれ? この人誰だっけ?
あれ?私この子の名前知らない、
瑠衣が小さく言った
「ごめん……もう稲瀬はこの世に……存在しないしね、」
少し俯き、泣き崩れる皆、
え?私死んだ、
そこからバッと記憶が入ってきた、私が学校の帰りに誘拐されて、 そこから殺されて……あ、
「クソほど私呆気ないじゃん」
腹に痛みが走る 首から冷や汗が滝のようにでる
あっ、 私、 ______███じゃん、