こーさん

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6/9/2024, 1:26:09 PM

【朝日の温もり】

随分と長い眠りに落ちていた。

夢を見ていた気がするが内容は覚えていない。
何だか不快な感覚だけが残る。

あぁ。納得出来ない仕事をこなす日々だ。
もっと真っ直ぐ向き合えば仕事が楽しいと言えるのだろうか。


起きなきゃ。

おはよう。
カーテンを開ける。
窓も開ける。
いい天気だ。
チカチカと光る空気と名前も知らない朝の匂い。

…何だか、今日は、
今日に限っては頑張れそうだ。

6/8/2024, 4:55:01 AM

【世界の終わりに君と】

息を吐く。

まだまだ、息を吐く。


息を吐ききると、体内に傾れ込む酸素を肺が迎え入れる。
生きろという事か?



休日は、1日の大半をベッドで過ごす。
後悔の中夜道を歩く。夜の匂いなのか風なのか、細胞が働き出す感覚が心地良い。
生きる悦びを訴えているのか?



どうやら僕の身体は本能的に生きようとしていて、生き延びる事を前提に世界を見ている。

まだそちらへは逝けそうにありません。

君と迎えたかった世界の終わりを独りで迎えたとして、その後そちらの世界で抱き合う事は可能ですか?

6/6/2024, 3:39:09 PM

【最悪】

どこでもドアをどう使う?
仕事の出来る先輩が聞く。

……女湯覗く、ですかね。
ウケを狙ってみた。少しウケた。

俺だったら、莫大な資産を貴方の国にもたらします。と大統領に売り出すよ。

これが正解だよ。という先輩の顔に、
そんなガチな答え用意してたんですか?という顔を返す。



じゃあ、ガチなやつ考えてみる。






全部犯罪じゃねーか。
どこでもドア、便利過ぎて最悪な使い方ばかり思いつく。
ガチで考えちゃ駄目なやつだったか。



…女湯覗くのも犯罪じゃねーか。

6/5/2024, 12:42:14 PM

兄は漫画の影響でバスケを始めた
僕は兄に憧れバスケを始めた

8年程続けた

キャプテンを任された。
弱小チームのキャプテンだ。

憧れた兄の背中は遠く、キャリアの割に合わない実力のまま現役を終えた。

とはいえキャプテンとして仲間を導き、声を出し、シュートの精度を磨き続けた8年間だった。

やる気を出せ!声を出せ!弱小チームのキャプテンらしい台詞を体育館に響かせた。

秘密だが、僕はバスケがそんなに好きじゃない。
陸上競技が大好きだ。