【世界の終わりに君と】
息を吐く。
まだまだ、息を吐く。
息を吐ききると、体内に傾れ込む酸素を肺が迎え入れる。
生きろという事か?
休日は、1日の大半をベッドで過ごす。
後悔の中夜道を歩く。夜の匂いなのか風なのか、細胞が働き出す感覚が心地良い。
生きる悦びを訴えているのか?
どうやら僕の身体は本能的に生きようとしていて、生き延びる事を前提に世界を見ている。
まだそちらへは逝けそうにありません。
君と迎えたかった世界の終わりを独りで迎えたとして、その後そちらの世界で抱き合う事は可能ですか?
6/8/2024, 4:55:01 AM