なぽりたん。

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12/16/2023, 1:18:06 PM

 #24「寝室」


ただいま──。
あれ、電気ついてない。もう寝ちゃってるのかな?

寝室へ階段を上って、ドアをそーっと開く。
暗い部屋に光がすーっと差し込んで、
ベッドに君が仰向けになっているのが見える。
布団が足元の方へ蹴飛ばされて、
君はお腹を出して、かわいい顔して寝てる。

私は布団の縁を引っ張って、彼に掛けてあげる。
風邪、引かないようにね。


                  お題:風邪

12/15/2023, 2:11:50 PM

 #23「雪の降るを待つ」


ごく普遍的な、創作を描写した口語自由詩。


雪だるまは、雪の降っている間に作るのが楽しい。
でも雪が降るのは気まぐれで、そんないつもじゃなくて、多少面倒くさい。かといって無理矢理に降らすのも違う気がする。

雪を忙しなく降らせるんじゃなくて、雪を静かに待てる人になりたい。
雪を被りながら、雪だるまを作りたい。


                 お題:雪を待つ

12/14/2023, 10:06:14 AM

 #22 自由律


君と見るイルミネーションに目が眩む。


          お題:イルミネーション

12/13/2023, 10:43:41 AM

 #21「空腹」


僕は飢えている。
この頃生きる気力がないのも、そのせい。
ああ、君が愛を注いでくれたならいいのに。
お腹いっぱいになるまで。


            お題:愛を注いで

12/12/2023, 2:30:31 PM

 #20「心と心」


今はまだ、黙っていると気まずくて、何か喋りたくなるけど、目が合ってもすぐ逸らしちゃうけど。
これからたくさん話して、たくさん笑って、二人でたくさん思い出を作ろう。そして、少しずつ、分かり合おう。

黙っていても落ち着くようになるまで。
僕の心とあなたの心とが、いつかぴったりくっつく、その日まで。


                  お題:心と心

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