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4/16/2025, 1:39:00 PM

〚遠くの声〛

彼の声も僕には聴こえなく。
本当は聴こえるはずの僕の声。

聴こえないふりをして。
ひとりでごめんと慰める。

大丈夫だと想っていても、本当はそんなこと
想っていない。
ただ大丈夫そうに見せているだけ。

人間はいつもそう。
大丈夫そうにみえて、本当は反対だったり。
意見に同意しても、本当はぜんぜん違う意見の
方がすきだったり。
ただそうやって見せているだけなのかもしれない。

あしたもすてきな日になりますように。

4/15/2025, 1:38:20 PM

〚春恋〛

ずっとすきだった。
あの人がいたから、僕は毎日がしあわせのよう
だと想えた。

例え、春空が暗くても輝いてた。
まるで彼は太陽のようだった。
勉強もスポーツもできて、皆から好かれていた。
そんな人気者な彼がすきだった。

それでもぼくらは同性だったよ。
今じゃ、同性恋愛を許してくれる人がおおく
なったけれど。
前はそんな許すなんて言葉は存在しなかった。
僕がしらないだけかな。

あしたもすてきな日になりますように。

4/14/2025, 1:24:20 PM

〚未来図〛

あの人が僕を迎えにいくと約束したけれど。
あの人が来る気配もないし。
僕から日々、行かなきゃなと想うときもある。

迎えに来てくれるはずだった。
でも、彼は自害して亡くなったよ。
僕より先に。

彼のおとうさん、そして僕の元おとうさんと
ぼくらは喧嘩してしまった。
まだ同性恋愛が許されていなかったから。
ふつうに過ごしたいのに。
異性をすきになれない。

あしたもすてきな日になりますように。

4/13/2025, 1:40:14 PM

〚ひとひら〛

空をみあげれば。
1枚の花びら。

あの人が亡くなる前、僕に告げた。
"花びらもいつかはなくなる、ぼくらもいつか
この世からいなくなるだろう。そのときは、
俺が君をみつける、だから君は僕の名前を
覚えておいて。"
忘れるわけない人生でいちばんすきな人。

あの日はまだ。
同性恋愛は許させれていなかった。
僕の生きている時代も、同性恋愛は許されて
いないのかもしれない。

あしたもすてきな日になりますように。

4/12/2025, 1:41:58 PM

〚風景〛

緑色で隠れていた。

あの人の家は山奥で。
だれも知らない隠れ家のようだった。
それでも家の内装は、西洋のようで綺麗な夕焼け
と家具や壁紙が眼に映る。
あの人がいたからこそ、綺麗にみえていた。

あしたもすてきな日になりますように。

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