〚星に願って〛
世の中には、"星の王子さま"という本がある。
よく読んでみればとても話しが深い本だ。
僕が5歳のとき、当時16歳だった兄がくれた絵本で何10回も読み返していた。
けれども僕には言葉の意味が簡単ではなかった。
今、想い返してみれば不思議な物語だと想う。
子供のときはただ言いたい言葉を言っても、怒られることは少なかった。
でもいざ大人になるとその頃の感情や言いたい言葉はすべて消え去って、子供の頃にあったはずの想像力さえもルールや決めつけへと変わっていってしまうのです。
子供の頃につくられた想い出や感情や想像力。
大人になれば忘れてゆくもの。
"このすてきな日常が永遠にあってほしい"
と想っていた頃には、皆僕なんかみていない。
永遠なんてあるのかな、、、
明日もすてきな日になりますように、、、
〚君の背中〛
いつも僕の背中のうしろにはきみがいた。
はずなのに。
いつも彼は、僕の前を歩いてた。
前を歩くようになったのはごく最近。
前は僕のうしろを歩いていたのに。
放課後一緒にかえる友達はいない。
道がちがうせいかひとりでかえる日々。
もうすでに飽きている。
誰かひとりくらい一緒にかえる友達がいたら
いいのに。
明日もすてきな日になりますように。
〚遠く....〛
日ノ出がみえる。
でも、太陽がよくみえない。
このことは日ノ出といえるのだろうか。
遠くをみつめてた。
でも人はそこにはいない。
僕にみえないだけかもしれない。
いや、それなわけない。
みえるはずだよ。
皆には、僕の存在がみえないのかもしれない。
いやここにいるよ。
みえなくたっているよ。
じゃあ、きみはそこにいるの。
なにをみつめているの。
そう言われたらとき、なんてかえしますか?
明日もすてきな日になりますように。
〚誰も知らない秘密〛
知らない秘密だって、あるに決まってる。
逆にない人の方が珍しいと僕は想うよ。
僕にもある。
でもそれは言えない秘密なのかもしれない。
誰だって隠しておきたいことがある。
僕達にもその義務がある。
それは、無理に探らないこと。
聴いてしまったなら、他の人になにもいわない
こと。
最後に、秘密は必ずまもること。
他の人に自分の秘密がばれたら悲しいでしょう。
それと同じです。
自分がやられて悲しいことは、人には
やらないのが良い選択だと僕は想います。
明日もすてきな日になりますように。
〚静かな夜明け〛
ふと眼が覚める。
日ノ出が窓から挨拶をしてる。
"おはよう"
なんて、いう時間もなく出かけるの。
ただ、誰もいないお部屋に向かって。
"行ってきます"
だけ僕は伝える。
明日もすてきな日になりますように。