「春恋」
私は、桜の咲いている季節に初めての恋をした。
毎日がつまらない生活だった。だけど、君に出会ったことで毎日が楽しくなった。あの数日間は私にとって本当に忘れられないものだった。
桜の花びらが散る頃、僕は彼女を突き放した。
元々病気持ちの僕は、余命を宣告されていた。彼女と過ごした時間は本当にあっという間で、本当のことを言うとずっと一緒にいたかった。だけど、これ以上一緒にいると僕は彼女を悲しませる。だから、最後は冷たく突き放した。
私は、なぜ彼が私を突き放したのか分からなかった。ずっと一緒だと思っていたから。その日から私はまた1人になった。
僕らは
「桜が咲く頃に出会い、恋をして、散る頃に別れ
たのだ」
私達は
春の恋はいつも甘いとは限らない。
「やさしくしないで」
私はひとりぼっち。
家でも学校でも。
それでよかった。
だって1人なら誰も傷つけることがないし、傷つくこともないし。
ずっとこのままだって思ってたのに。
現実は違ったみたいだ。
学校からの帰り道、いつもは通らない道を通ってみた。
その時、花が咲いている公園があった。
思わずお花を見ていると後ろから
「綺麗だよね。この花の名前、私と一緒なんだ!花言葉は、約束なんだって。」
と話しかけられた。
突然話しかけられてびっくりして何も声が出なくて固まっていたら、思いっきり笑われた。
よく見ると、彼女は私と同じ制服を来ている。同じ学校の生徒なのに私は彼女のことを全く知らない。彼女は私のこと知ってるのかな?
そんなこと思っていると、彼女は
「じゃ!私時間だから帰るね!また学校であったら話そうね!あっ。私たち、今日から友達だよ!」
とだけ言い残して帰ってしまった。
それから何日もたったある日、学校に行くと、みんな落ち着かない様子でいた。中には泣いている子もいた。
ホームルームが始まり先生の口から彼女が交通事故によって亡くなってしまったことを聞いた。
その瞬間、私の中の何かが崩れたような気がした。
私の初めての友達。1度しか話したことがなかったけど、「友達だよ」って言ってくれてとても嬉しかったんだよ。
すぐにいなくなるなら、なんで私にやさしくしてくれたの?
別れるのが辛いから「やさしくしないで」。
そう思いながら、私は涙を流した。
周りを見渡すと、たくさんの子が泣いていた。
その時、あぁ、彼女は愛されてたんだなって感じた。
「わぁ!」
今日は凄く病んでる。
なんでこんなにネガティブになっているのか自分にも分からないけど、上手く笑えない。
ほんとになんでなんだろう。
多分疲れとかの影響もあるのかな?
きっと友達とかに今思っていることとかを全て吐き出したら「わぁ!」って驚かれるくらいに抱えているものがたくさんある。
けど、私は大丈夫。
ダメだって思ったらそこで終わる。
大丈夫。大丈夫。
「あなたのもとへ」
サァーサァー
海の音が聞こえる。
今日はちょうど1年前、あなたが居なくなった日。
あの日から、私の全てが変わった。
ずっと一緒にいたのに、隣を見ても後ろを見てもどこを探してもあなたの姿が見えなくて。
とてもつらかった、、、。
もう一度だけでいいからあなたに会いたくて。
あなたがいなくても、時は進んでいった。
星になったあなたは今、どんなことを思っていますか?
私は、
「あなたのもとへ行きたい」
そう、思う日が何度もありました。
だけど、その度に自分を奮い立たせて頑張って来ました。
あなたがもう直接感じることのできない世界に私は今生きています。
あなたのもとへ行きたい気持ちはあるけど、そこまで行くのには、もう少し時間がかかりそうです。
だからせめて、見守っていてください。
「まだ見ぬ景色」
誰も見たことの無い景色があるとしたら、その景色はどんな色をしているのだろうか。
その景色を見るためには、どんな道を進んでいかなければならないのだろうか。
楽しいだけじゃなく、辛く険しいことがきっとあるだろう。
だけど、初めて見る景色はきっと今までにないくらいに綺麗なのだろう。
だから人は、まだ見ぬ景色を見るために、一歩一歩前に進んで行くのだろう。