mizuki

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4/24/2025, 6:58:43 PM

「巡り逢い」

寝れない夜に、考えた。
私は1人だ。何かあってもだれも助けてくれないし、居なくなっても分からないような存在だ。昔誰かが言っていた。
「必要な時に必要な人と出会う。」
そんなことないってわかっている。
だって、今までそんな人と出会ったことがないから。
だから、私は期待しない。
人と人との巡り逢いは奇跡かも知れないけど、心から尊敬する人、助けてくれる人なんて会えるわけない。

4/20/2025, 4:42:43 PM

「星明り」

星を見ていた。
あの星はすごく明るくて、手を伸ばしても全然届きそうになかった。むかし、誰かが言ってた。星は、誰かが涙を流す度により輝いていくって。辛いことがあった時に泣いてしまっても、星が自分の心の中を照らしてくれるように明るくなるらしい。ホントかどうか分からないけどね。だけど、それが本当ならいいなって思う。それと、もう1つ!1番輝いていると思う星はね、自分にとって1番大切な人の魂が入ってるんだって。そう考えると星ってすごいね。
この宇宙にはたくさんの星があって、毎日同じ星を見ているわけじゃないけど、夜に上を見上げるといつでも明るい星がある。私たち人間と同じで、色も形も全く違っていてもいつでも私たちを照らしてくれる。

4/19/2025, 1:24:55 PM

「影絵」


学校からの帰り道、ふと、自分の影を見た。影は光がないと出てこない。毎日が違うこの世界であと何度自分の影を見れるのだろうか?そう思ったら居てもたってもいられずに自分の影の絵を書きたいと思った。物事にはいつか終わりが来る。だからひとつでも多く、自分が生きた証を残したいって。誰のためでもなくただただ自分の自己満なだけなんだけどね。でも、この一瞬の瞬間は今しか味わえない。いつか、これを見た時にあんなことがあったなって思い出せるように。

4/15/2025, 5:28:14 PM

「春恋」

私は、桜の咲いている季節に初めての恋をした。
毎日がつまらない生活だった。だけど、君に出会ったことで毎日が楽しくなった。あの数日間は私にとって本当に忘れられないものだった。


桜の花びらが散る頃、僕は彼女を突き放した。
元々病気持ちの僕は、余命を宣告されていた。彼女と過ごした時間は本当にあっという間で、本当のことを言うとずっと一緒にいたかった。だけど、これ以上一緒にいると僕は彼女を悲しませる。だから、最後は冷たく突き放した。


私は、なぜ彼が私を突き放したのか分からなかった。ずっと一緒だと思っていたから。その日から私はまた1人になった。


僕らは
「桜が咲く頃に出会い、恋をして、散る頃に別れ
たのだ」
私達は


春の恋はいつも甘いとは限らない。

2/4/2025, 4:52:50 AM

「やさしくしないで」

私はひとりぼっち。
家でも学校でも。
それでよかった。
だって1人なら誰も傷つけることがないし、傷つくこともないし。
ずっとこのままだって思ってたのに。
現実は違ったみたいだ。

学校からの帰り道、いつもは通らない道を通ってみた。
その時、花が咲いている公園があった。
思わずお花を見ていると後ろから
「綺麗だよね。この花の名前、私と一緒なんだ!花言葉は、約束なんだって。」
と話しかけられた。
突然話しかけられてびっくりして何も声が出なくて固まっていたら、思いっきり笑われた。
よく見ると、彼女は私と同じ制服を来ている。同じ学校の生徒なのに私は彼女のことを全く知らない。彼女は私のこと知ってるのかな?
そんなこと思っていると、彼女は
「じゃ!私時間だから帰るね!また学校であったら話そうね!あっ。私たち、今日から友達だよ!」
とだけ言い残して帰ってしまった。

それから何日もたったある日、学校に行くと、みんな落ち着かない様子でいた。中には泣いている子もいた。
ホームルームが始まり先生の口から彼女が病気によって亡くなってしまったことを聞いた。
その瞬間、私の中の何かが崩れたような気がした。
私の初めての友達。1度しか話したことがなかったけど、「友達だよ」って言ってくれてとても嬉しかったんだよ。
すぐにいなくなるなら、なんで私にやさしくしてくれたの?
別れるのが辛いから「やさしくしないで」。
そう思いながら、私は涙を流した。
周りを見渡すと、たくさんの子が泣いていた。
その時、あぁ、彼女は愛されてたんだなって感じた。

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