あなたは誰
「『██、もう辞めて……辞めて』」
私は仲の良い友達がいます。いつも私のそばに居てくれる優しい子。苦手な勉強を教えてくれたり一緒に帰ってくれる。
『ねぇ、一緒に帰ろう!』
「『う、うん!』」
嬉しいなぁ〜。なんの話しをしようかな。楽しみ帰ってからゲームもしたいな♡
『放課後…僕、旧校舎で待ってるから』
『…っ?!〇〇ちゃん?!大丈夫』
「、ひぃっ」
なんで怯えるの…?ねぇ〇〇ちゃn
不意に横を見た。鏡にうった私は 血塗れで…笑ってた
『あなた、誰??』
※ 『』は二重人格の持ち主だった。暴力をされても一緒にいた〇〇ちゃん。他の人にもぉ、相談しよぉねえ〜!
ココロ
何でもかんでも動かさないでよね
疲れるんだよ。
恋したり、悲しくなったり、辛かったり
ココロを締め付けてくる感じ…
何も出来なくてもどかしいし、くすぐったい
でも穴があいたら、怖い。
君の背中
よく聞いたことがある話。
『キミは?』
辛い中、見上げると白い翼のある少女が救ってくれる
嘘だってわかってる。分かってる。作り話だもんね
私は別に人生楽しくも辛くもない。つまんない。
そう思った時にふと、人気の少ない公園へ行った。
日差しが心地よい。…このまま。
「うわぁっ、…誰?」
木の上に人がいた。肌が透き通るほど白く、長い髪
細い手足、服が破けていた。
「…意味わかんない。君の背中さ」
痣だらけで、煙草の跡に。私は初めて人の事で泣いた。
凄い心を縛るような、自然と涙が込上げる様な。
『あの時のこと覚えてるか?髪が長いから女って思ってさw』
『██のおかげで…背中の跡が薄くなったよ。ありがとう、本当にありがとうございました。そして
ぐっすりおやすみ。愛してる』
※ 何もかも完璧で何不自由無く過ごしてた主人公の前に
身体中痣だらけの少年。作り話とは違いリアルに天使は来なかった。『ぐっすりおやすみ』は。助けてもらった少年が言った。
主人公の最後を見届けてくれたリアルの天使は、、ね
静かな夜明け
パパが眠って 5時間経過
大丈夫。バレてない。
家から出たくない。出れないの。
だって服も髪も顔も身体も汚れてるから。
ごみだから
わたし、わたしわたしわたしわたしわたしわたし
怖かったんだもん。
毎回毎回怖かったんだもん。悪くないもん。
学校で貰ったキレイなアサガオの種。キレイだったから美味しいと思ったんだもん。
トイレに向かう途中で転んでから動かなくなっちゃったパパが悪いもん。
怖いよ。1人やだよ…。「パぱぁ…なぐってもけってもタバコでせなかじゆーじゅーしていいから起きてよぉ」
夜中ずっと寄り添った。いつもなら怒鳴るのに
静かで、私の鼓動しか聞こえなくて…。赤い日の出が登ってきて夜が明けた。
永遠の花束
『お、お母さん!行かないで…。』
…ここで目がさめる。いつもと事だから僕は気にしない
父は失踪に母は病に犯され入院だ。あぁ、寂しいな
まぁいいや。
母の治療費のためアルバイト三昧。
休みなく働く。隙間時間に見舞いへ、そんな生活をしてた
なのに、なんで
『█月☆♪日18:29 ご臨終です』
それをきいてから沢山手続きをした。
僕は泣けなかった。最愛の母を亡くしたのに涙ひとつでなかった。
でも最後に赤いカーネーションと愛らしい桃色の薔薇を包んだ
「、母さん今まで本当にありがとう。母さんのおかげでここまで成長できたよ。見守ってくれて」
"ありがとう"
母さんと一緒に花束を火葬した。届いて欲しいな
※ 父の失踪は小学2年生で起こり、現在高校3年生まで母は女手一つで育ててくれてますからね!!