頭の中お花畑

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 音楽に触れると 抜け出せない
 
 1人河川敷で大好きな歌を弾き語りをしてみた

 『気持ちいが良い』くらいに最初は思った。


 けど、どんどん音楽に包まれる度に

 不安と悔しさが染みる。

 自分より若い子の方が圧倒的に迫力のある歌を

 
 『…誰かに認めて欲しかったなぁ、』

 「…!、」

 ※音楽だけの話ではないけど、優れる人と比べることは絶望の1歩手前に足を突っ込んでるという事。


もう一つ

 音楽に触れると抜け出せない

 歌を始めてみると『才能』と呼ばれた。
 
 実際楽しかったし周りからも褒められるから嬉しかった

 でも。最初でした『期待』を損なわないために

 ずっとずっと不安と戦った。

『(僕の、僕が探していた目的は何なの、誰に届けたいの。欲しい音はどれなの。誰に聞けばいいの、)』

 夕方人目のない河川敷を歩いた。

 音楽から離れたかったから__________...

 でも、どこかから聞こえた歌に僕は
『僕の曲?!その中でもめっちゃマイナーなやつじゃん』

 声のする方へ歩いていく。…1人の少年だ

 あぁ、楽しそうに歌っている。清々しい気持ちになれる声。ずっと聞いていたいとさえ思った。

 少年は帰った。僕は動けなかった。

 音楽から離れたい・辞めたいって、探し物が見つかりっこないっていう考えがあの一時で崩れたから。

僕は あの子みたいな人に届けたいし、欲しい音(気持ち)も聞きたい。
 『少しだけ。やってみようかな』

届いてね
 

 
 

5/24/2025, 3:15:08 PM