ピピピッピピピッ
アラームが鳴る。
9時15分。学校に行く時間は7時30分。もはや授業中である。大遅刻だ。急いで準備をして家を飛び出でる。そしていつもの街を通る。もはや、間に合わないのだから仮病を使った方がいいだろうか。しばらく考えた末、仮病を使うことにし、見事仮病は大成功した。街の人にバレたら行けないので、急いで帰る。家に入り私服に着替える。しばらく遊戯をして遊んだがどうにも暇だ。罪悪感もだんだん重くなる。気晴らしに街を歩く事にした。バレては行けないのでマスクをして帽子をかぶる。─────街に着いた─────
いつもなんとなく通るこの街をまじまじと眺めるのは初めてに等しいだろう。カフェや大きなショッピングモール。歩きながら街を見ていると、だんだん、罪悪感が薄れていく。そもそも、薄れては行けないものだが...
数時間も経つと家に帰ることにした。そのままなんとない仮休日を過ごしその日は終わった。
『街』
優しさ。人の優しさに触れると、心が温まる。この空気がつづけばいいのにな。それが壊れる時は、もう、遠くないのか。そう思い、いつも通りの生活を続ける。
逆光。カメラや携帯電話などで起こる現象。昔家族で撮った写真。あの時は仲良かったな。今はもう、あの時みたいに戻れやしない。あの時が懐かしい。写真を見返す。そうするとその写真が逆光で、家族が見えなくなっていた。いつかまた、あの時に戻れますように。そう願い、そしていつものように眠りに意識を落とす。
こんな夢を見た。※とても短いです。実際に作者が見た夢です。
────そこは和室だった。とても広い和室に、何故か敷布団が敷いてあった。そこには学校のクラスメートが寝ていた。ここまででも謎続きだが、もっと謎だったのが和室は暗く、そして障子の間から、光が漏れていた。悪寒がした、襖を見ると高速で黒髪ストレートのまるでリ〇グの貞〇のような見た目をした幽霊が自分目掛けて突っ込んできたのだ。そこで目が覚めた。お母さんに起きろと急かされ起きた。どの夢も同じだろうがこの夢にはあまりにも現実味がなかった。そのまま学校の支度をした。自分は自慢ばかりする人間だが、とても友達や家族に話す気にはなれず、授業も手につかずに学校が終わった。あの夢がなんだったのか今でも考える。
あの夢はなんだったのか─────