ピピピッピピピッ
アラームが鳴る。
9時15分。学校に行く時間は7時30分。もはや授業中である。大遅刻だ。急いで準備をして家を飛び出でる。そしていつもの街を通る。もはや、間に合わないのだから仮病を使った方がいいだろうか。しばらく考えた末、仮病を使うことにし、見事仮病は大成功した。街の人にバレたら行けないので、急いで帰る。家に入り私服に着替える。しばらく遊戯をして遊んだがどうにも暇だ。罪悪感もだんだん重くなる。気晴らしに街を歩く事にした。バレては行けないのでマスクをして帽子をかぶる。─────街に着いた─────
いつもなんとなく通るこの街をまじまじと眺めるのは初めてに等しいだろう。カフェや大きなショッピングモール。歩きながら街を見ていると、だんだん、罪悪感が薄れていく。そもそも、薄れては行けないものだが...
数時間も経つと家に帰ることにした。そのままなんとない仮休日を過ごしその日は終わった。
『街』
1/28/2023, 10:47:07 AM