太陽のような貴方が嫌いです
眩しくて眩しくて目が痛いのです
陽は陰の所に来なくていいのです
本当に太陽のような人
貴方と話すと心が暖かくなります
でも、私はそれが好きじゃないです
だって貴方が離れて行くと暖かかった心が
どんどん冷えていってしまうからです
それは元の冷たさより大きく心を冷やします
この気持ちは何なのでしょう
もう2度と感じたくないです
まぁ私に
この気持ちをを知る日は来ないでしょう
知ってはいけない
陰なので
やめて
私の辛さなんて私だけが知ってるの
貴方達には分からないの
理解出来るはずがない
そんな薄っぺらい気持ちなんかいらない
「分かる」なんて言葉簡単に言わないで
この気持ちが
分かられてたまるもんですか
何度眠れない夜を過ごしたか
何度泣いたか
その辛さを
軽軽しく認めないで
ああ、やめて
優しくしないで
今まで堪えてきたのに
全部崩れちゃうから
クラスの子たちは君以外どうでもいい
だってそこまで好きじゃないし
大事にしたいとも思わない
適度な距離が1番
だからお菓子にでちゃった
たぶんクラスの子たちにあげたお菓子は美味しくない
めんどくさいって思いながら作ったから
某おじさんみたいに美味しくなぁれなんて気持ち込めてない
あげれればいいの
みんなは安い材料で作ったちっちゃいパウンドケーキ
でも君には、特別だから
これは甘いと思うし美味しいよ
だってちゃんと喜んで欲しいって思って作ったし
年に一回ぐらいしか作らないから心配だけど
食べて
「君だけだから、これ」
そう言って内緒で渡した
マフィンは美味しい
ん?それ?
学校の時計あるじゃん
上の方に飾ってるやつ
その時計の秒針がさ、たまに狂って
めっちゃ速くぐるぐるする時あったじゃん
俺あれ好きなんだけど
授業中誰も気づいてない俺だけが見たっていう状態で
ぐるぐるするときがあって
周り見てもみんなきょろきょろしてなくて
焦ったけど
なんか1人だけ異空間に飛んだ気分になってさ
自分だけ特別感出てたよね
あれ?これ俺だけ?って
まぁ実際そんな事なかったんだけど
全部において平均だった俺はそれが好きだったんだよ
だから
今日それ思い出して買ってきた
速くぐるぐるしないかなぁ、秒針
言葉にしたかった
でも小骨のように喉につっかかって声も出なかった
頭の中で言いたいことはぐるぐるするのに
何を言えば分からなかった
どの言葉が正解なのか
どうすれば傷つけないか
こんな経験したことないから黙った
今日は日差しが強く
その内汗がかいてきて首はしっとりした
「………やだ」
何分経ったか
やっとの思いで出した言葉は幼稚じみてて笑える
ふと困った顔
もともと困り眉の君にはよく似合う
言えない
悲しい
僕には
止める勇気なんてなかった