もうすぐ1限目の鐘の音が鳴る頃だろうか、いやそろそろ大学も夏休みに入りそれも気にならなくなる季節か…
同世代はやれ仕事が、やれ集中講義がと言い頑張ってるなか自分は家に引きこもり遊び歩いて、そのくせ周りにはバレたくなくて多趣味で友達も沢山いるように振る舞って体裁だけ取り繕ってバレたらなんて考えて
そんな考えを消すように酒に逃げるんだ。
何もかもさらけ出せる人が欲しいとか思ってるのに他人を信じるのが怖くて猫被ってまた笑うんだ。
でもさ明るくて優しい都合の良い自分の事が好きなんでしょ?だから俺の事知ったように親友だなんだから、親なんだから頼れって言ってのけるんでしょ。
俺が何度死のうと思ったか、それを忘れるためにと酒と煙草に逃げたかも知らないくせに、
俺に大した期待も興味もないくせに俺が精神的な支柱だなんて、悩みが無さそうだなんて言って
君たちのその言葉がどれほど呪いになってるか知らないでしょ!君達は良いよね?障害だ、持病だなんて普通に暮らせない、生きづらい言い訳が出来て、まともにもクズにも障害者にもなれない俺はどうしたら良いんだよ。
なんて自分をさらけ出す勇気の無い人の八つ当たりだ
ただ自分が被害者になりたいだけの戯言だ、
自分が不幸だなんて同情して欲しいだけ、
だから気にしなくて良いよ、
ごめんね?君を救えるような綺麗事も言えない俺だけど許してね…
タラレバをあげればキリがない…
あの時学校に行ってたら、勉強していれば、
それが後悔なのかと言われれば多分そうなのだろう、
でも私にはそれを後悔にする資格が無いように思う
もし今過去に戻ったところで同じ道を歩くだろうから
その先が、未来がどうなるか分かっていたとしても
弱くて逃げ癖のついた私は楽な方に進む、逃げるのだ
努力なんて報われない、したところで意味がないと決めつけて逃げる理由を探すのだ。
本当は何にも本気になれない自分が嫌いなのに
頑張ってる人を冷めた目で視てそんな自分またを嫌いになって
どうすれば良いかなんて分かってるはずなのにそれを選ぶことはしなくて、これが正しい選択だって仕方がなかったんだって言い訳ばかりして結局変わらなくて
死にたいなんて願う。だから死にたいと思ってる君を止める資格なんてないだろうけどそれでも私は私の為に君が死ぬのを止めるよ。「生きてれば良いことある」「悲しむ人が居るよ」なんて綺麗事を並べてる。
それが君の苦しむ理由の根本的な解決にならないと分かっていても、綺麗事なんかで救える人がいるなら並べるよ。それが私が生きる理由の1つになることを願って
今の君の現状から助けられるほどの力は私には無いよ
そもそも私は優しく無いからね、他人の為に自分から動くようなことは力があったとしてもしないと思うが
もちろん君が居なくなることで私にデメリットがあるなら話は変わってくるけどね。
でもまぁ人間みんなそんなもんでしょ。自分の周囲に被害が出るまで動かない人なんて他にもいっぱいいるよ。このバカみたいな世界は真面目に頑張っている人が、正義感のある優しい人が、損をするんだよ。
君が今傷付き苦しんでいるのがその証拠だろ?
で?君はこの世界に絶望した?それで死を選ぶ位なら社会をぶっ壊す位の馬鹿げた事やって見せてよ。そして私を楽しませて、死ぬのはそれからでも遅くないでしょ。じゃあまたね。面白い話が聞けるのを楽しみに待っているよ。
今までの授業で歴史なんて物に関わるのを避けていた。化学の実験見たいに目に見えて面白いと思えるものが無かったから。
月日が経ち大学に入ってから旅行が趣味になった。それからその土地土地の歴史に興味が沸いた。
歴史なんてその国によって見方が変わるし学ぶ意味なんてあまり無いのかも知れないけど少なくとも当時の人の考え方やそれに伴う暮らしかたが分かるのなら学ぶ意味もあるのかもしれないと思ったりする。
ただ何で学べば良いのかも何処から学べば良いのかも分からない。ただもっと知らないことを知りたいと思っているだけなのだ。
その日は朝から暖かく、お昼過ぎには気温は20度を超えていた。ふと窓の外を見ると清々しい程の快晴で、良い日になりそうな気がしていた。
その日は新学期始まって1回目の授業で自己紹介は上手くいくか友達が出来るか期待と不安でドキドキした
結果は散々だった。自己紹介は緊張して考えていた文が飛んでいき在り来たりな事しか話せず、話してみたい子がいたが引かれるのが怖くて話し掛けれなかった
そうこうしているうちに時間は過ぎ下校時間になり校舎を出る。靴を履き替え玄関から見上げた空は相変わらず雲1つ無く遠くの空には一番星が顔を出しており夜が来ることを告げていた。私はその星に今日の後悔と明日への希望を込めて手を合わせる。そして私は帰路につく、明日こそ話せますようにと願いながら