七夕
夢を見た
寝ている間に見る夢
最近は毎日夢を見る
いつもは見ないのに
また夢を見るようになった
頭はあれこれと思考を巡らせる
その思考に飲まれない
勝手にいつもあれこれ思考している
不安になることを考えている
また喧嘩するだろうか
挨拶もろくにしないだろうか
意味もなく過ごすのだろうか
他の人より1歩も2歩も出遅れてしまうのだろうか
私は性格が歪んでいるのだろうか
表情が硬いのはそのせいなのか
昔は笑えたのに
なんで今はろくに笑えないのだろうか
取り残されたくない
落ち着け
今どうしたいんだ
今この選択をやめたいと思った
だから
軌道修正をしている最中じゃないか
それなのにまたこの選択も間違いだったと
軌道修正した先のことを考えて
やはり間違いだったかもしれない
もう八方塞がりだと
今を置いてけぼりにして
先のことで不安がってどうするんだ
言葉が出てこない
当たり前だよ
勝手に身体が動けばいいのに
思考をやめればいいんだよ
矛盾している
複雑になっている
もう過去に囚われなくていいんだよ
私は間違っていた
ここには相応しくない
どこにも行けない
意味を無理やり結びつけなくていいんだよ
頭の中の考えと戦わなくていいんだよ
季節を楽しもうよ
七夕という題材を放ったらかしにして
題材以外でも目の前のことを放り出して
君はいつも自分の考えに囚われている
友だちの思い出
いないんだ友だちは
だから私にとっての友だちは
ゲームの向こう側にいたり本の向こう側にいたり
目に見えない形のないものばかりなんだ
欲しかったと思いつつ本当は
空っぽな自分を見透かされるのが怖くて
ろくでなしを自覚するのが怖くて
作れなかったんだ
自分の機嫌が取れなくて
イライラをぶつけるのが嫌だった
悪口を聞かせるのも聞くのも嫌なんだ
嫌な人の話なんてしなければいいのに
どうしてそんな話を聞かせるのだろうか
ふとした発言で喧嘩に発展するのが嫌だ
お金にだらしが無いことを知られるのが嫌だ
教えて欲しかったよ お金の大切さ
どうして教えてくれなかったの
ちゃんと叱って欲しかったよ
挨拶しなさいって
なんで誰も言葉をかけてくれないの
なんでなの
嫌だ知られたくない隠していたい
人の目を気にしてばかりだ
そういうのから解放されたい
空を見るのが好きです
映画を見るのが好きです
人の言うことは聞きたくないくせに
人に聞かないと自分が何をすればいいのかわからない
責任から逃れたいと思っていたのか
やり方を知らないだけなのか
どちらなんだ
友だちが欲しかったよ
嫌なことや悲しかったことは
もう思い出さない方がいいよ
辛かったね 嫌だったね 悲しかったね
だからもう嫌なことや悲しかったこととは
さようなら
たくさんの感情や思いを溜め込まなくていいんだよ
今までにさようなら。
過去ばかり振り返っていたら前を向けなくなってしまうよ
前を向ける人になりたいんだ
友だちはできたら良かったけど
それよりも
後悔ばかりする人より
前を向ける人になりたいんだ
だから過去とはもうさようなら
これからよこんにちは
星空
ほら見上げてごらん
星が綺麗に輝いているよ
そんな、在り来りな言葉は聴きたくない
いつから世界が歪んで見えるようになったのだろう
真っ直ぐに受け取りたい言葉たちが
手のひらからこぼれ落ちていく
落としたものは取り返せない
どうして私はこうなんだろう
もういい加減そんな悩みに囚われるのは
うんざりだ
今はこんな私だ でも
それで終わりじゃないだろう
落としたものに囚われるな
空を見上げてごらんよ
輝く星達は消えない
これから受け取る言葉たちは
もう手のひらから落とさない
この道の先に何が待っているのだろうか
やるべき事はなんだろうか
何年も問いかけて問いかけて
答えの出ない日々だった
思い込みの激しい毎日だった
決めつけてきた日々だった
言い訳ばかりの日常だった
私は矛盾を抱えて生きている
逃げたこともあれば その行いを恥
逃げる自分から変わりたいと思い
逃げてきたものに立ち向かったこともある
この先にあるのは、今だ
今の延長線上に自分がいる
今の自分がこの先で待っているのならば
今どんな人間でありたいのか
今をどう過ごしたいのか
場所を変えても
自分の本質は変わらない
変われると信じていた
ふと、夢から覚めたように
自分は何も変わっていないと
気がついた
何から逃げてきただろうか
何を恐れていただろうか
いつも、いつもいつもいつもいつも
頭の中のイメージは
私の1歩も2歩も先にいる
追いつけないよ そんなに完璧には出来ないよ
思った通りには行かないよ
線で考えるから苦しくなるんだ
望んだ道があったのだろう
それはただの想像だ 現実じゃない
想像に囚われて理想を追い求めて
自分はこの程度じゃないのにと
今の私を見ようとしなかった
今の私の実力 能力 過大評価しすぎていた
想像は完璧なのに
完璧じゃない自分がいる
最大の後悔があるとすれば
一人でいる時間が長過ぎたのだ
幼少期、一人で過ごし自分の頭の中の考えに
執着しすぎて手放すことが出来なかった
過去のことに囚われ 今の事が疎かになっていた
先のことを考えすぎて 心を痛めてしまっていた
理想と現実のギャップで死にそうになっていた
こんなはずではなかったのに
頭の中で考えるのはやめて
完璧にこだわるのはやめて
想像にしがみつくのはやめて
過去ばかり後悔するのはやめて
過去を振り返るのはやめて
昔のことに囚われるのはやめて
理想の自分にしがみつくのはやめて
今を生きることに目を向けてみよう
今何が出来るだろうか
頭で考えるのではなく 行動によって変えていこう
部屋の掃除をこまめにする
健康のために運動を始める
お金を稼ぐために仕事を頑張る
ただ人と会話を楽しむ
音楽を聴いたり映画を見たり
身につけたい能力について勉強を初めたり
悩んでいることについて
解決方法を模索してみたりするのはどうだろうか?
これだけの年数がかかるのか
じゃあやりたくないなんて、そんなことを思わずに
どれだけの物や時間が失われるのか
今から不安がるのではなく
身につけたい能力は何か
そのために今何が出来そうか
悩みの種はなんなのか
解決の糸口はないのか?
それを行動によって変えていくんだ
窓越しに見えるのは
暗雲に覆われた灰色の空
私の心の中と同じ 退屈でつまらない
暗く濁って全てを諦めたような空
あの雲は、いつまで留まっているのだろうか
私は────────────────
何がしたかったのだろうか
何もしたくなかったのだろうか
どこに行きたいのだろうか
どこにも行きたくないのかもしれない
ずっと楽になりたかった
何も考えたくなかったのだ
何も決めたくなかったのだ
いや、私は決めたのだ
道半ばで倒れたとしても
それは私にとって足掻いた道になるのではないかと
その時ばかりはやる気に満ち溢れていた
夢を見ていたのだ 夢を抱いていたのだ
理想を追い求めていたのだ
その理想があまりにも大きく重く私にのしかかった
私には無理だと何度も何度も頭の中で反芻した
気持ちばかりだ それだけしかないんだ
どうすればいいのかわからない
心が折れてしまったのだ
現実にでは無い 現実は何も変わらない
己の理想に粉々にされてしまったのだ
いつまでたっても己は変わることがない
理想と現実の乖離を
受け入れることが出来なかったのだ
ふと気がついた
逃げるのは夢では無い
逃げるのはいつも私自身だった
何も積み上げてこなかった
何も見えていなかったのだろう
いや、そうじゃない───────────
何も見ようとしなかったのだ
何もやろうとしなかったのだ
息が詰まりそうだ 自分から全てを諦め
何もかも放り出し誰か助けてくれと
赤子のように喚いてばかりいる
思い返せば、積み上げるのが苦手な子供だった
ここからという所で積み上げたものを壊してしまう
どう生きたらいいのだろうか
誰も教えてはくれない
導いてくれる誰かはいない
空気は湿って今にも雨が降り出しそうだ