友だちの思い出
いないんだ友だちは
だから私にとっての友だちは
ゲームの向こう側にいたり本の向こう側にいたり
目に見えない形のないものばかりなんだ
欲しかったと思いつつ本当は
空っぽな自分を見透かされるのが怖くて
ろくでなしを自覚するのが怖くて
作れなかったんだ
自分の機嫌が取れなくて
イライラをぶつけるのが嫌だった
悪口を聞かせるのも聞くのも嫌なんだ
嫌な人の話なんてしなければいいのに
どうしてそんな話を聞かせるのだろうか
ふとした発言で喧嘩に発展するのが嫌だ
お金にだらしが無いことを知られるのが嫌だ
教えて欲しかったよ お金の大切さ
どうして教えてくれなかったの
ちゃんと叱って欲しかったよ
挨拶しなさいって
なんで誰も言葉をかけてくれないの
なんでなの
嫌だ知られたくない隠していたい
人の目を気にしてばかりだ
そういうのから解放されたい
空を見るのが好きです
映画を見るのが好きです
人の言うことは聞きたくないくせに
人に聞かないと自分が何をすればいいのかわからない
責任から逃れたいと思っていたのか
やり方を知らないだけなのか
どちらなんだ
友だちが欲しかったよ
嫌なことや悲しかったことは
もう思い出さない方がいいよ
辛かったね 嫌だったね 悲しかったね
だからもう嫌なことや悲しかったこととは
さようなら
たくさんの感情や思いを溜め込まなくていいんだよ
今までにさようなら。
過去ばかり振り返っていたら前を向けなくなってしまうよ
前を向ける人になりたいんだ
友だちはできたら良かったけど
それよりも
後悔ばかりする人より
前を向ける人になりたいんだ
だから過去とはもうさようなら
これからよこんにちは
7/6/2024, 4:38:23 PM