盈盈一水

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10/31/2023, 10:29:24 PM

化け物なんかいない世界で君とワルツを踊りたい
そんな、理想郷の話。

10/31/2023, 7:14:25 AM

あいつが目の前で死んでから数週間経った。否、本当は、数日しか経っていないのかもしれへんが。

如何せん、焦燥感が凄いから日数なんて覚えてられへん。

ふと隣を見たら、あいつがいる気がして、あの温もりが、懐かしく、寂しく感じる。

何処に行くにも着いてきてくれたあいつ。 任務でも、一緒に出かけている時でも、どんな時でも、「大好き」と言ってくれるあいつが、もう見れないなんて、一生考えられん。

目を瞑ると流れてくるのは、懐かしい思い出だった。

10/28/2023, 2:36:27 PM

パッと目を開くと、暗がりの中に居た。

死んだのか。 しんじゃったんだ、私。
最期になんて言ったかは、思い出せなかった。

報われるなんて思ってもなかった。
でもやっぱり、1度でいいから、貴方に好きだと、愛してると、言われて見たかった。

10/27/2023, 11:37:14 AM

「___あいしてる!」


ふとした時に思い出すのは、お前とよく行った喫茶店の事や。

お前は紅茶の匂い苦手だからって、苦いからって、何時もミルクティーを飲む。
彼処の紅茶、美味いんにな。

あのフラワリーな匂いも独特のコクも、美味いんにな。

─────ふと、目の前のお前が紅く染まっていくのを見た時、そんなことを思い出した。

「___は?」


紅く、紅黒く染まって行く手は、冷たい。


俺は、1回でもこいつに好きだと、大好きだと、愛してると、伝えたことはあったんやろか。

10/26/2023, 12:26:18 PM

血飛沫が飛ぶ。 誰の? 誰の血?
─────これは私の血だ。
そう、理解するまで数十秒かかった。
私、ここで死ぬのか。

脳に流れるのは君との日々。
結局、邪険に扱われて、終わりだったなぁ。
それでも、ほんとうに、だいすきなの。

ああ。これはなんて都合のいい夢。 君の顔が、大好きで仕方の無い、貴方の顔が!
死ぬ間際に見れるなんて!

夢だろうと何でも良かった。
私は最期に一言。
「─────あいしてる!」

そう言って、瞳を閉じた。

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