冬島六花

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7/31/2024, 7:58:11 AM

彼女の瞳はまるで山奥の小川のよう。
吸い込まれそうな、透き通った水色。
けれど彼女は本心を見せない。
--決して、誰にも。
僕たちの見る彼女は、ただ澄んだ小川のように、僕たちを映すのみだ。
お題:澄んだ瞳

7/28/2024, 9:52:28 AM

「金の斧と銀の斧、君が落としたのはどっち?」
斧なんて落とした記憶がない、いや、そもそも持ったこともない僕は、戸惑った。
「どちらも僕のじゃありません」
僕が答えると、神様はこう言った。
「正直者の君には、両方を授けよう。では」
い、い、いらねぇぇぇっ!
そう思いつつ、僕は神様が残していった二つの斧を手に、途方に暮れるのだった。

7/27/2024, 1:28:38 AM

誰かのためになるならば、なんだってやってみせよう。
いや、ちょっと言い過ぎたかな。
無理のない範囲で、やってみよう。
無理をしないことが一番大切なのだと、年齢を重ねて気づいた。