いつもと同じ景色を君といつもと同じ様に歩く。君はいつも笑顔で僕はその笑顔が好きだった。
今日はいつもより君の元気がいい気がする。
いつもより笑顔が多くて、でもいつもは見せない悲しい顔を時々見せて、笑ってた。
僕は悲しい顔をしているのに気づいてたのに君が笑ってたからなにも聞けなかった。
いつも通り君の家の前で解散する。
君はいつも「またね」と笑って言うのに、今日は「バイバイ」と悲しそうに笑った。
僕はおかしいと思っていたけど、結局なにも言えなかった
次の日の朝、学校に君の姿はなかった。
先生が来て、君が自殺したなんて僕たちに言った。
僕は理解が出来なかった。あんなに笑ってたのに、それと同時に君が悲しい顔をしたのを思い出した。僕は、学校を抜け出して君の家に走った。君の家に着いた瞬間僕は涙が止まらなかった。僕が泣いていると、目の前に君がいた。君は「ごめんね。」と僕の顔を見て申し訳なさそうに笑った。謝りたいのは僕の方なのに。
いつから私は何でもないふりが上手になったんだろうか。
大丈夫じゃなくても大丈夫と答えてしまう。
こんな私が大嫌いだ。
でもあなただけは私の本当の気持ちに気づいてくれたね。
そんなあなたが大好きだった。
でも私はあなたの何でもないふりに気づけなかった。
だから私を一人にしたのね。
「私も今そっちに行くから待っててね」そう言って
私は飛び降りた。
「ねえ、手つなごうよ。」突然君に言われて私は驚いた。
「いいよ?どうしたの?怖くなった?」なんて聞いたら君は「平気だよ?ただつなぎたくなっただけ」なんてかわいいこと言ってたね。君と手をつないでいると心がドキドキして、怖いことなんてなくなる気がした。
「じゃあ行こうか」そう言って私と君はビルの屋上から飛び降りた。
僕は大好きなあの子に呼び出されて屋上へ行った。
あの子は「さようなら」そう言って僕を突き落とした。
落ちている間あの子の笑顔が脳裏をよぎった。
脳裏をよぎるあの子の笑顔は偽りには見えなくて悲しくなった。そんなことを考えていたらぐしゃと言う音と鈍い痛みが僕を襲った。ああ、あの子と死にたかった
眠りにつく前にあなたのことを考えた。
幸せで、心が満たされた。
あなたがいないと私はもう駄目になってしまう。
心が苦い時も、あなたのことを考えると心が甘くなる。
あなたってすごいのね。
私と一緒に死んでほしい。
そんなこと言ったらあなたはどんな反応するのかしら。
ああ、あなたの反応をみるのが楽しみで仕方がないわ。