お題:ひなまつり
『家族とひなまつり』
記憶喪失のまま過ごしてきたけれど、優しくて特に困り事もなく過ごせている。
今日はひなまつりなのでちらし寿司を作るらしいから手伝いに行こう。
お題:大好きな君に
『シオンを1輪』
『僕は何がなんでも忘れてやらないから。』
そう言って渡してくれたシオンは栞にして持っている。
それは私がみんなに会う勇気をくれる。
お題:たまには
『やらない日』
両親に言われた課題や習い事、それらをするのはいつも疲れるから、習い事がなくて両親が見張っていない珍しい時は趣味をしたり寝たりとサボってしまう。
だけど、たまにはいいよね。
お題:絆
『お揃いのキーホルダー』
これはとある少年少女の話。
『このお揃いのキーホルダーがある限り、離れても記憶喪失になっても絆は無くならないからね。』
そう一人が言ったらみんな笑顔で頷いていた。
「これなんだろう、早く記憶思い出したいな。」
少女はキーホルダーを手に持って呟いた。
昨日の
お題:欲望
『食べたいな』
私は、昔の病気から体調を崩さないやように間食は食べすぎてはいけない決まりだ。
なのに、欲望に負けて食べれもしないお菓子を買ってしまった。
誰に押し付けようかな。
お題:たった1つの希望
『それぞれの希望』
とある男子は言う。
「俺はお前たちが希望だな。」
とある女子は言う。
「私もあなたたちが希望だよ。」
とある男子は言う。
「僕も君たちが希望だね。」
とある女子が言う。
「私も、貴方達が希望だわ。」
とある男子が言う。
「これじゃあ、たった一つの希望じゃないじゃんか!」
とある女子が言う。
「みんな、お揃いで嬉しいよ?」
とある男子が言う。
「でも多分、たった一つの希望だね。」
とある女子が言う。
「そうね、それぞれ入ってる人が違うからお揃いでもあるけど、たった一つの希望であってるわ。」
皆、笑顔で微笑んでいた。
お題:列車に乗って
『約束はひとりで果たした』
約束していたことがあった。
こんな私でも仲良くしてくれた子達。
海に行きたいって言ったけれど、皆と離れた遠い所に移動しちゃったし、皆忘れちゃっただろうし、ひとりで行くことにした。
列車の切符を持ってひとりで行った海は綺麗だけど、楽しくなかった。
覚えてくれてないかな、声をかけてくれないかな。
「皆で行きたかった。」
昨日の
お題:現実逃避
『果たされない約束』
僕は、現実逃避してるんだろう。
何故ならば、試験勉強をしてないからだ。
『試験が終わったら皆でゲームしようぜ。』
彼らと約束していたゲームを一人で進めている。
僕、秋太、透華、優莉の4人で約束していたはずだった。
透華ちゃんは事故で覚えてないだろうし、秋太はその透華ちゃんに付きっきりでそんな暇ないから皆で集まれないからね。
優莉ちゃんは。
うん、なんでもないや。
そろそろ真面目に試験勉強しないとな。
お題:遠くの街へ
『いつか遊びに行こうよ』
これは、とある少年少女達の話。
とある少女が言った。
「私、元気になったら海に行きたいの。」
とある少年が言った。
「それなら、ーーが元気になったら海がある街に行こうぜ。」
とある少女が言った。
「そうね、ーーが元気になったら行こうね。」
とある少年が言った。
「この4人で行けたら楽しいだろうな。」
この話は現実になるのだろうか。
遠くの街へ行くという望みは。
お題:君は今
『何をしているんだろ』
自分は、ふと透華は何してるんだろうと思った。
まだ、記憶は戻っていないだろうから、家族とどうなっているのか気になってしまった。
よそよそしいのか、それとも和気あいあいとしているのか。
きっと、全員優しいから楽しく過ごせているんだろうな。