夏子

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12/21/2024, 9:29:34 PM

【今、私の願い事が
叶うならば翼が欲しい】
【この背中に鳥のように
白い翼つけて下さい】

【この大空に翼を広げ
飛んで行きたいよ】
【悲しみのない、自由な空へ
翼はためかせ行きたい】

言わずと知れた名曲の歌詞である
多くの人が、一度は口ずさんだ
歌ではないだろうか…

「大空」と「翼」
若い頃は、それほど歌詞をかみしめて
歌う事もなかったが、人生が長くなる程
しみじみと心に響くようになる

毎日、変わらぬ日常を生きながら
けれど、何だか少しの違和感を
感じつつ見て見ぬフリをする

何も覚えてはいないけれど、天を仰ぐと
何だかほっとするのは、自由な空から
舞い降りてきた…

そんな記憶が体の片隅に
刻み込まれているからかも知れない


12/20/2024, 10:15:56 PM

我が家は今、呼び鈴(ベルの音)がない

最近、やっと30年ローンが完済した
ばかりだが…

人間もギリギリで30年を生き抜き
マイホームも風雨にさらされて
30年頑張ってくれた…

「外壁、限界だよね〜💦」
そんな話が出たのは5年前…
しかし、ローンは待った無しだし
時間だけが過ぎていった…

後1〜2年、ローンの返済があると仮定し
思い切って外壁を張り替える事にした

冷暖房から、コンセント、ポストに
呼び鈴と、外壁に引っ付いていた物は
次々と取り外された…

いつも当たり前に鳴ってるベルの音が
毎日、壊れる事もなく来客を教えて
くれていたと痛感…

家も人も社会も、何かがひとつ欠けると
回らなくなる…ホント不便だ

リホームをきっかけに少し立ち止まり
今からの人生を見つめ直す良い機会なのかも知れない…

「こんにちは〜!ごめんくださ〜い!」
今日も1日、耳をすまし玄関に走る…

12/19/2024, 2:14:01 PM

もうすぐ今年も終わる…

春先から今まで、叔母·従姉妹·友人
·知人·ご近所さん…

知ってるだけで6人の方々が亡くなった
一番最近に知らされたのは従姉妹…

花が大好きで、お料理が得意で…
性格も良くて、気遣いも完璧で…

こんな人を、非の打ち所がないって 
言うんだろうなぁ

ホントに大好きだった…
人は自分で寿命を決めて生まれてくると
聞いた事がある

ならば、彼女は自分で決めたスケジュール
に従い帰って行っただけ…

……そうだ…悲しむ事はない
しかし…夜中にふと思い出すんだよなぁ

寂しさを消し去るにはまだまだ時間が
掛かりそうだ

今流行りの家族葬で、お別れもしてない
腑に落ちない気持ちはあるけれど…
これも、時代の流れで致し方ない

さあ…私にはまだまだやらねばならぬ 
人生の課題が山積みのようだ

だから見ていて…
泣き言は言わない…私の決めたラストの
時が来たら、また笑って会おうね

12/18/2024, 10:07:07 PM

「これやるよ!」

緑色の手袋…
大好きだった人からもらった手袋

学校に行く時はもちろん…
授業中も制服のポケットに入れて
時々触れた…

気持ちが温かいと、ただの手袋が
まるでカイロみたいに温かく感じた

作業用みたいな色つき手袋は
おしゃれとは程遠かったけれど
冬は一緒に何年も過ごした

月日は流れ…
大好きだった人とは結局、縁がなく
片思いで終わった

一度で良いから、緑色の手袋を付けて
手を繋ぎ貴方の隣を歩きたかったなぁ…

また、寒い冬が来た…
思い出によく似た緑色の手袋
でも探してみようか…



12/17/2024, 2:04:25 PM

娘が2人いる
この前生まれたはずが…

気がつけば2人ともアラフォーに
手が届くような年齢に近づいている
だから、私もいい年になった…

今も、2人が生まれた瞬間の映像が
目を閉じると鮮明に現れてくる…

初めて抱いた事も…初めておっぱいを
あげた事も…まるで昨日の事のようだ

赤子と母親…幼女と母親…少女と母親
ず〜っと、私は娘を守るのが役目だった

人としての常識や振る舞い…
2人が社会に出て困らぬように…
一生懸命に教えた…

だから私は、いつも一歩前を歩き
盾になって生きてきた…

それが、いつの間にやら親子ではなく
女同士として、とりとめもない話を
いつまでもしていられるようになった

まさしく今は横並びなんだろう
ちゃんと成長してくれてありがたい…

今からどんどん、立場が変わっていく
のだろうか…2人はまだまだ変わる

私もどんどん変わる…守る存在から
守られる存在になっていくのだろうか
しかし…
なるべくならいつまでも横並びで話が
出来るよう精一杯頑張りたいと思う。













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