夏子

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【今、私の願い事が
叶うならば翼が欲しい】
【この背中に鳥のように
白い翼つけて下さい】

【この大空に翼を広げ
飛んで行きたいよ】
【悲しみのない、自由な空へ
翼はためかせ行きたい】

言わずと知れた名曲の歌詞である
多くの人が、一度は口ずさんだ
歌ではないだろうか…

「大空」と「翼」
若い頃は、それほど歌詞をかみしめて
歌う事もなかったが、人生が長くなる程
しみじみと心に響くようになる

毎日、変わらぬ日常を生きながら
けれど、何だか少しの違和感を
感じつつ見て見ぬフリをする

何も覚えてはいないけれど、天を仰ぐと
何だかほっとするのは、自由な空から
舞い降りてきた…

そんな記憶が体の片隅に
刻み込まれているからかも知れない


12/21/2024, 9:29:34 PM