高校生だった頃…
ずっと片思いだった大好きな人がいた
身長も高く、ハンサムで、特に授業の
ノートの几帳面な書き方は、ヤンチャな
彼からはかけ離れていて、そのギャップ
さえも魅力的だった…
しかし、遠くから眺める事…2年
もう少しで卒業する前のバレンタインに
意を決してチョコを渡す事にした
何もしないより、行動を起こして
あっさりフラれた方が諦めがつく…
バレンタインの日…
私達の家は真逆だったから、私は自宅とは
反対方向の電車に乗って、ほとんどストーカー状態で後をつけたww
一駅、一駅…段々と下車する駅が近づく
「どうすればいいの…」
心臓が口から飛び出しそうだ…
一緒に来てくれた親友は、「行け!」と
迫ってくる…
「次は…〇〇駅、お降りの方は…」
ウソ!行っちゃう…
無情にも、私はカバンからチョコさえ出せずに、彼の後ろ姿を見送った…
その時、ショック過ぎる私の前に現れたのは、顔馴染みの男友達…
ヤケになった私は冷静さを失い…
「これ、あげるよ」と男友達に差し出して
しまった…
翌日から、男友達は当たり前だが私に
馴れ馴れしく近づいて来た…
そりゃそうだ…バレンタインだもの
「どうすれいいの…」
今更、「あれはですね…」とも言えず
その先の関係はと言うと…
結果、しばらく付き合う事になった
その上、大好きな彼と男友達は友人と
いうオチまでついて……自業自得である
宝物……
なんだろう?
「お前が俺の宝物だよ」
………そんな葉の浮くセリフも
人生一度も言われた覚えはない
何か大切な宝物を、しっかりと
しまって、すでに記憶から消えた
経験ならあるww
絶対に無くしたくない……
そう願っても、いずれは目の前から
消えてなくなるだろう
それが、形があるにしろ無きにしろ…
だから、あまり執着心を持たず
さらっと生きていければいい
今の人生が終わる時に
「案外楽しかったんじゃないかな
私の人生…」
なんて、笑っていられたら
きっと、気づかぬ間に沢山の
宝物を貰っていたという事なんだろう
我が家には高さが50cm位の
キャンドルがある
これは、私が結婚式を挙げた時の
記念のキャンドルになる
上から1…2…と始まり最後は25 で
銀婚式になるように作られている
毎年火をつけて、灯りをともして
結婚記念日を2人でお祝いする
……なんて、そんな使い方をする
しかし、残念ながらキャンドルに
火をつけた事はない。
とうの昔に25年も過ぎた…
現実は、忙しく時間に追われて
キャンドルどころではなかった
だから、今も押入れの隅にキチンと
箱に入ったキャンドルが
「ここに居るぞ!」と自己主張して
鎮座している…
ピンクだった箱は随分と色褪せた
けれど、ここに来て私はこの巨大な
キャンドルに多大な期待を寄せている
そう!災害時の我が家の救世主に
なる事は間違いない
数日は。間違いなく活躍するだろう
本音は、もっともっと箱がボロボロに
なっても、火をつけた事のない
新品のキャンドルのままであってほしい
たくさんの思い出と言えば…
良い事も、悪い事も、それは
毎日、毎日、と日々の積み重ねで
今、この時を生きているのだから
過ぎ去った時間を振り返れば
全てが思い出の上に出来上がっている
…と言っても過言ではないかも知れない
その中から、自分に対してインパクトが
あった出来事は誰しも持っているだろうが
この短い文章の中で、何か1つを選べと
言われても……これは正直難しい。
物心ついた幼い頃から今までの時間を
目を閉じて思い出してみると、
どれもこれも鮮明に浮かびあがって
顔がニヤけてみたり、ため息をついたり
時には、涙を浮かべてみたり…
本当に、なに1つとして無駄な経験は
なかったなぁ…
改めてそう感じるばかり
明日からもまた、大切な思い出を
重ねながら1日、1日を大切に生きて
いきたいと思う…
暑い…
なんで、12月前になって
窓開けてんだろう…
「冬になったら」
おでん…お鍋…とあったかい
食事を家族で囲むのが常だが
こんなにあったかいとおでんなんて
いつになるやら…
それでも、知り合いから柚子を
沢山頂いたので、今日は柚子を
一生懸命に絞って柚子酢にした
後は、時期物の柚子味噌…
まずまず、こんな所から冬支度
異常気象とは言ったもんだが
我が家にいる、10年になるクサガメは
あまりの異常気象に閉口している
12月になれば本格冬眠だが
この暑さで、彼(亀)は上手に冬眠し
来春を迎えられるだろうか…
今は、その事が心配だ。