「友達なんですよ」
2人の関係を訪ねられたら
あっさりと言葉に出来る
けれど、「親友なんですよ」とは
なかなか口に出して言えかなったりする
私が、親友だと思っていても
さてさて…相手も同じ気持ちだろうか?
なんて、ちょっとした不安が頭をよぎる
後は、何だか「親友」と言う表現を
当の本人が、すぐ隣にいたりすると
気恥ずかしくて素直に言えなかったり…
よくよく考えてみると、ホントの意味で
親友だとしたら、わざわざ「親友です」
なんて、確認事項もいらないわけだ
言わずともわかる、以心伝心みたいな
関係…けれど、最初の一歩はやはり
「友達」なんだよね…
やっぱりこれも見えない赤い糸なのかな…
ふと、学生時代を思い出した…
大好きだった、同級生の男の子
いわゆる片思いだ…
勝手に好きになる訳だから
自分中心に世界がまわってる
だけど、この感覚が楽しかった
「ここに居るかな?」と…
大好きな彼を探す事…
見つけた時のときめき…
目があった時の幸せを感じる瞬間
こんな事、片思いでしか味わえない
まあ、1人になって伝えられない
行き場のない気持ちが、抱えきれない
程に大きくなると、苦しくて涙もする
だろうけど…
もう、恋だの愛だのという感覚から
遠ざかってしまうと、好きな人が
いるだけでホントに人生は幸せだ
1日の終わりにチャイムが鳴って
下駄箱に向かう彼の後ろ姿を見つけては
「行かないで!」と心の中で叫んだり
勝手に作った青春の記憶が今も蘇る(笑)
外に出てふと空を見あげると
色々な形の雲があって
怪獣に見えたり、動物に見えたり…
流れていく雲はすぐに形を変えて
また、私の想像力を掻き立ててくれる
しばらくして、また空を見あげると
いつの間にか、さっきまで形を変えて
楽しませてくれた雲はない…
ただ…「どこまでも続く青い空」だけだ
何だか天に吸い込まれて行く気分になる
そして、いつも同じ事を思う…
「生きるって大変だなぁ…」って
しばらく、真っ青な空を眺めて
視線を前に戻すと…
「まあ…頑張るしかないか」と
また、一歩足を前に運び出す
今日も、いい天気だ…
当たり前の事を幸せだと感じられる
この時に感謝しよう…
10月1日…
一昔前の学校の風景は
この日を境に一斉に制服が変わった
毎年繰り返される当たり前の様子にも
季節を感じてちょっと背筋が伸びたものだ
いつからだろう……
四季がおかしくなって「衣替え」なんて
死語になるんじゃないかとさえ感じる
今日も、私は半袖で1日を過ごした
今だって、まだ扇風機がまわってる
ペラペラの薄いパジャマを着いて
この文章を書いている…
もうすぐ11月だよね…何かおかしいよ。
幼子と言うのは
自分の主張が届かないと、
しゃくりあげて
声が枯れるまで泣くもんだ…
いくらなだめても、諭しても
声の限りに全身を震わせて、自分の
気持ちを何とかわかってもらうべく
根性を持って泣く…なかなか頑固だ
私が、そんな泣き方をした
最後の記憶は8歳だ…
ある時、愛猫が初めて出産をした。
子猫を一匹飼うはずが、私が学校に
行ってる間に親戚の家に黙って
里子に出した…
8歳の私の怒りとショックは想像を絶し
「今すぐ!連れて来て!」と…
覚えている限りでは、確か2時間は叫んだ
しかし、叫ぼうが嘆こうが事態は何も
変わらなかった…当たり前だ
大人にはかなわない…
こうやって、良いか悪いか諦めを覚え
喉が潰れる程、気持ちをぶつけても
ダメな物はダメだと悟る…
大人になって日々を生きている今は
感情を隠し何があっても冷静沈着だ…
けれど「出来る人」を精一杯演じて
いるにすぎない…
ホントは、「声が枯れるまで」叫びたい
日だって皆あるだろうに…