外に出てふと空を見あげると
色々な形の雲があって
怪獣に見えたり、動物に見えたり…
流れていく雲はすぐに形を変えて
また、私の想像力を掻き立ててくれる
しばらくして、また空を見あげると
いつの間にか、さっきまで形を変えて
楽しませてくれた雲はない…
ただ…「どこまでも続く青い空」だけだ
何だか天に吸い込まれて行く気分になる
そして、いつも同じ事を思う…
「生きるって大変だなぁ…」って
しばらく、真っ青な空を眺めて
視線を前に戻すと…
「まあ…頑張るしかないか」と
また、一歩足を前に運び出す
今日も、いい天気だ…
当たり前の事を幸せだと感じられる
この時に感謝しよう…
10月1日…
一昔前の学校の風景は
この日を境に一斉に制服が変わった
毎年繰り返される当たり前の様子にも
季節を感じてちょっと背筋が伸びたものだ
いつからだろう……
四季がおかしくなって「衣替え」なんて
死語になるんじゃないかとさえ感じる
今日も、私は半袖で1日を過ごした
今だって、まだ扇風機がまわってる
ペラペラの薄いパジャマを着いて
この文章を書いている…
もうすぐ11月だよね…何かおかしいよ。
幼子と言うのは
自分の主張が届かないと、
しゃくりあげて
声が枯れるまで泣くもんだ…
いくらなだめても、諭しても
声の限りに全身を震わせて、自分の
気持ちを何とかわかってもらうべく
根性を持って泣く…なかなか頑固だ
私が、そんな泣き方をした
最後の記憶は8歳だ…
ある時、愛猫が初めて出産をした。
子猫を一匹飼うはずが、私が学校に
行ってる間に親戚の家に黙って
里子に出した…
8歳の私の怒りとショックは想像を絶し
「今すぐ!連れて来て!」と…
覚えている限りでは、確か2時間は叫んだ
しかし、叫ぼうが嘆こうが事態は何も
変わらなかった…当たり前だ
大人にはかなわない…
こうやって、良いか悪いか諦めを覚え
喉が潰れる程、気持ちをぶつけても
ダメな物はダメだと悟る…
大人になって日々を生きている今は
感情を隠し何があっても冷静沈着だ…
けれど「出来る人」を精一杯演じて
いるにすぎない…
ホントは、「声が枯れるまで」叫びたい
日だって皆あるだろうに…
何事においても
「始まりはいつも」突然である
始まりと言っても、その事案は
山程ある…
一番に浮かぶのは皆「そうだよね」と
納得するだろう…出会い。
けれど、家族にしろ恋人にしろ
突然に見えて実は必然とはよくある話
じゃあ、次は出会った後の事か…
上手くいってたのに、いきなり険悪な空気
始まりは「余計な一言」いわゆる
大きなお世話だ…これ…相手の態度が
いきなり豹変する場合が多い
私の経験上、相手が何だか角の立つ
敬語口調になったりする…
でっ……あっ!マズイ…となる。
まあ、こうやって失敗を繰り返しながら
成長していくのも致し方ない
明日もまた、偶然を装った必然の誰かと
何かが始まるかも知れない。
すれ違い…
ちょっとした事で気持ちはすれ違う
そんな訳じゃなかったのに…
後から悔いても軌道修正は難しい
「ごめんね…」
簡単そうで難しい言葉…
間違いに気がついたら素直に言おう
すれ違った心を早く取り戻す為に…
大好きな相手なら尚更に…
意地を張らないで可愛くなろう