幼子と言うのは
自分の主張が届かないと、
しゃくりあげて
声が枯れるまで泣くもんだ…
いくらなだめても、諭しても
声の限りに全身を震わせて、自分の
気持ちを何とかわかってもらうべく
根性を持って泣く…なかなか頑固だ
私が、そんな泣き方をした
最後の記憶は8歳だ…
ある時、愛猫が初めて出産をした。
子猫を一匹飼うはずが、私が学校に
行ってる間に親戚の家に黙って
里子に出した…
8歳の私の怒りとショックは想像を絶し
「今すぐ!連れて来て!」と…
覚えている限りでは、確か2時間は叫んだ
しかし、叫ぼうが嘆こうが事態は何も
変わらなかった…当たり前だ
大人にはかなわない…
こうやって、良いか悪いか諦めを覚え
喉が潰れる程、気持ちをぶつけても
ダメな物はダメだと悟る…
大人になって日々を生きている今は
感情を隠し何があっても冷静沈着だ…
けれど「出来る人」を精一杯演じて
いるにすぎない…
ホントは、「声が枯れるまで」叫びたい
日だって皆あるだろうに…
何事においても
「始まりはいつも」突然である
始まりと言っても、その事案は
山程ある…
一番に浮かぶのは皆「そうだよね」と
納得するだろう…出会い。
けれど、家族にしろ恋人にしろ
突然に見えて実は必然とはよくある話
じゃあ、次は出会った後の事か…
上手くいってたのに、いきなり険悪な空気
始まりは「余計な一言」いわゆる
大きなお世話だ…これ…相手の態度が
いきなり豹変する場合が多い
私の経験上、相手が何だか角の立つ
敬語口調になったりする…
でっ……あっ!マズイ…となる。
まあ、こうやって失敗を繰り返しながら
成長していくのも致し方ない
明日もまた、偶然を装った必然の誰かと
何かが始まるかも知れない。
すれ違い…
ちょっとした事で気持ちはすれ違う
そんな訳じゃなかったのに…
後から悔いても軌道修正は難しい
「ごめんね…」
簡単そうで難しい言葉…
間違いに気がついたら素直に言おう
すれ違った心を早く取り戻す為に…
大好きな相手なら尚更に…
意地を張らないで可愛くなろう
暑い……
もうすぐ11月だ……
なのに……暑い…どうなってんだ?
ここ数日は、エアコンこそつけないが
就寝中は、窓全開に扇風機…
夜中には汗をかいて目が覚める
だから、「秋晴れ」なんて爽やかな
日々はまだお預け状態だ
このままだったら秋なしのいきなり
真冬とかにならないのかな…
余談ではあるが……
我が家には10年になるクサガメが
いて、この子は季節を先取りし
冬眠が近くなると、大好きなご飯を
やめて体調を整えていく
彼(亀)から素直に学ぶのであれば
どうやら、秋を飛び越し冬はすぐ
そこまで迫って来ているようだ
自然界とは人が考えるよりずっと
敏感に色んな事を感じ取って
生きているから、私も参考にする事が
沢山ある。
恋愛において
ちょっと嫌だなと言う要因があれば
女性と言うのは上書きをして
過去の思い出をサッと書き換える
のだそうだ…
逆に、男性はと言うと彼女との
記憶をなかなか捨てきれず
これが、自分の意思ではない破局
だったりすると、長い間思い出を
振り返り次に進む事にかなり
時間がかかるのだとか…
だから、女は過去の彼の話を余りせず
男は酒の力を借りて「何でだよ〜」と
なる場面が多いらしい…
もちろん、全てに当てはまりはしない。
私の場合…
「忘れたくても忘れられない」事とは
ただひたすらに遠くから眺めていた
片思いの彼…
一言も喋れず、何1つ始まらなかった
只々、純粋だった若き日の自分だ
色々あった人の事などハッキリ言って
忘れたい…私も例外なき女性と言う事だ