人生の流れによって
カーテンの色味は変化する
両親に守られ、暖かい部屋を
与えられていた時は
女の子らしいピンク色…
社会人になって、一人暮らしを
始めれば、女の一人暮らしだと
バレぬように、わざと青やグレーの
地味な味気ない男性色のカーテン
家庭を持ち、子供が生まれれば
なるべく外からプライベートが
わからぬよう、また強い陽射しから
我が子を守る為に、値が張っても
しっかりした遮光カーテン
長い時間を経て最近のカーテンは
ほどほどの厚さと遮光、値段もほどほど
しかし、長年の劣化で最初セットだった
レースのカーテンも時間差で傷み
部屋部屋でチグハグだったりするが
やっと涼しくなり、良い風でカーテンが
揺れるだけで、「まあ、いいか」と
随分とおおらかになった自分に気が
ついたりする。
車を運転中、ふと思い出す事は
亡くなった父親だったり…
20年近く一緒に過ごした愛犬だったり
今はまだ健在だけれど、かなり高齢の
母親の事だったりする。
運転中の密室とは、誰に気を使うでも
ないから、案外と自分の本心と向き合い
素直になって内観する貴重な時間だ
亡き父や愛犬との思い出を振り返り
気がつけば涙涙だったりする
また、高齢の母を想い、そう遠くない
未来にまた別れを告げる日が来るのかと
どうしようもない現実に潰されそうに
なっては、「耐えられるかな…」と
1人想像の世界で想いあぐれ…
私にとっての「涙の理由」とは
かけがえのない愛と情で複雑に絡まりあった家族との絆である。
ココロオドル事は
生きとし生けるもの
命ある者全てに
平等に与えられた
幸せの瞬間を感じ取る
素晴らしい力である…
なかなか1人にはなれない
家族がいれば仕方ない事だ
しかし、ごく稀に皆が一斉に
外出をする事がある…
「やった〜!1人だ…」
私の傍らで愛犬がくつろぎだした
「お前も嬉しいよね…」
奇跡的に訪れた「束の間の休息」
ガランとした部屋…
いつもの騒がしさはどこにもない
まずは、見逃していたドラマを観よう
その前に、冷蔵庫をあさってアテを作り
大好きな自家製梅酒をロックで1杯…
「1人って最高!」と思わず呟く
はいはい…庶民の束の間の休息なんて
所詮、こんなもんです(笑)
生きる事は食べる事…
けれど、日本は添加物大国だ
他国はダメだと言う物もユルユルの
規制であっさりスルー…
人の体を何だと思ってるんだか…
今日も、エックスで遺伝子組み換えを
平気でバンバン使ってるメーカーの
一覧表示を発見し、思わずスクショした
「これじゃ、食べる物ないじゃん!」
……と、ため息しか出ない情報だった
でっ、思ったのだが…
沢山食べる物は溢れている、けれど
本気で「食べる」事と真剣に向き合った
場合…これが食糧難と言う事か?
考え方は十人十色だ…だから気にしない
なら、それも有りだろう。
けれど、「力を込めて」言いたい
今こそ、色々な情報を取っていく時だ
自分の身は自分で守りましょう。