夏子

Open App
8/20/2024, 12:51:44 PM

生前、実家の父がかわいがっていた
黒猫がいた…
父は動植物を愛してお世話をする人で
黒猫(仮タマ)もいつも一緒に寝ていた
しかし他の家族は動植物には
あまり関心がなく残されたのは、
当時すでに16歳にもなっていたタマだ
父が亡くなったのは真冬前…
家族は、老猫を外の倉庫に住まわせた
我が家に連れて帰りたかったが
やはり実家の飼い猫は自由にはならない
とりあえず、段ボールや冷気を遮断する
物を揃えて、温かいベッドも買って
最大限に暖かい家を倉庫の中に作った
私がしている事をよく理解しているのか
すぐ中に入りくつろいだ…
そうやって毎年実家に通い冬支度をして
精一杯世話をしたが…
3年後…「さよならを言う前に」
タマは天寿を全うした
今、我が家には黒のトイプードルがいる
3歳だが、ものすごく猫っぽい子だ…
猫のように、おもちゃにじゃれて
すごく気まぐれで犬みたいに懐かない
「きっと、この子はタマの生まれ変わり
だね」と話している。
今も私にピッタリくっついている
今度は私が良い環境で、最後まで一緒に
いるから安心して長生きしてね

8/19/2024, 11:35:11 AM

「空模様」…タイミング良く
明日は、スーパームーン·ブルームーン
が見られるみたいだ…
今日は、朝方から雨音を耳にして
目が覚めた…
まともに雨が降るのは1ヶ月ぶり位で
本当に雨が待ち遠しかったので
何だか、窓から外を覗いて子供のように
「よし!雨だぁ〜!」と独り言を呟いて
しまった…
この夏は異常な暑さだったから
日差しが痛くて…
どうやら明日の朝までは、いい感じに
恵みの雨が降ってくれるようだから
明日の夜には、スッキリ晴れてほしい
そして、久々に潤った大地を踏みしめて
家族みんなでスーパームーン·ブルームーン
を笑顔で見上げられたら、月のパワーを
もらって次の日からまた頑張れそうな
気がする…
……しかし、天気予報は雨なのか…
ホント上手くいかないもんだなぁ…

8/18/2024, 11:13:05 AM

亡き父から聞いた話…
父がある朝、洗面所の「鏡」の前に立った
意識はちょっと離れた場所にいる感覚で
「この年老いた爺さんは誰なんだ?」
他人を見るように眺めていたら、ふと我に
かえり、「おっ!ワシじゃないか!」と
まさに気がついたらしく、時空がちょっと
違う感じの不思議な体験をしたらしい
その時の自分の感覚は、まさしく若い
時のままで体と心がまるで別物だったと
話していた…
次は、元々霊感がかなり強い娘が
話していた夢の話…
時代は、随分と昔のようだったと…
周りが障子張りの小さな和室に座って
昔よくあった1面鏡の「鏡」の前で
長い黒髪の若く綺麗な女性が自分の
髪をとかしている…
何だか物憂げで寂しそうな雰囲気だ
「この人は私のようだが…」と咄嗟に
感じたと言っていたが、もしかすると
前世を見ていたのかもしれない
父と娘に共通する物は「鏡」だ…
やはり昔から聞くが、鏡には特別な
力が宿っていると思うしかない体験談だ




8/17/2024, 2:01:42 PM

一番最初に浮かんだのは
昔の彼との交換日記だったり、誕生日に
彼からもらったアクセサリーだったり…
でっ、書きながらなんか違うなぁ〜
なんて、ふと考えが変わった…
アクセサリーが捨てられないのは
まだ、使えそう…位な感じだし
交換日記は、先々読んだら当時を振り返って面白そうだから…で置いてるだけ
「いつまでも捨てられない物」って
そんなあっさりした理由なんだけど…
よ〜く考えてみると、もっと深くて
実際は手に触れる物とかじゃなくて
それは、「者」人なんじゃないかって…
心の奥底に刻まれた人との記憶って
忘れたようにみえて突然何かのきっかけで
思い出したりして、すごく切なくなったりそれが大好きな人だったり、大切な人
だったりすると尚更な気がした…
捨てたくても捨てられない
自分の人生と一緒に頭の片隅に生き続け
ている「者=人」が誰しも1人や2人
いるんじゃないだろうか…


8/16/2024, 11:43:46 AM

「誇らしさ…」と聞かれて
頭にポン!と浮かんだのは
次女を出産して病室に戻った時だ
2回目の出産はアットホームな個人病院で
安産だったし、一度経験済みなので
ちょっとだけ余裕があったが、
やはりこの世に生命を産み出すと言う事は
経験してこそわかるが、まさに壮絶だ…
激痛を乗り越えて、やれやれと部屋に
戻ったのは夕ご飯前で、看護師さんが
「ご飯たべれそう?」と聞いてきたので
「もちろん!食べます」と即答した…
今も覚えているが、メニューを一言で
説明するなら「唐揚げ定食」で、
まだ体を起こすには体力がないが、
一緒にいた長女がグズって皆早々に
帰宅したので、私は1人ほぼ寝そべる
体勢で晩ごはんを食べ始めた…
唐揚げを口に入れて噛みしめる度に
「美味しい〜!」と呟き、次の言葉が
「やった!産んだぞ〜!」って叫び…
「私、頑張ったよね!あなたは凄い!」と
誰もいない個室で何だかめちゃくちゃ
1人テンションが上がり、自分自身が
「誇らしさ」でいっぱいになった。
同時に、神様に祝福されているような
幸福感で満たされた事が今も忘れられない


Next