夕方…
裏庭にある家庭菜園に野菜を採りに行く
この時期は、夏野菜のオンパレードだ
「また、きゅうり〜」と家族の嘆きが
聞こえてきそうたが、そんな意見は無視し
節約と健康を考えて献立を決める…
「何がたべたいの?」なんて女神様みたいなお言葉を掛けていたら、毎日毎日の料理
担当は身も心も保たない…
いかに、安く!早く!簡単に!見栄え良く
この業務をこなす為には全集中しなければ
ならない…苦行なのだww
「街の灯り」がともる頃…
車の止まる音がして、愛犬がちぎれんばかりに尻尾を振り出した
「帰ってきたか…」今日のミッションも
何とか間に合った…我ながら良い出来だ。
「おかえり〜!」「腹減った!ご飯何?」
「ただいま」が先だろ…と内心思うけれど
食べる事は生きる事…素直な発言である
このところ梅雨の晴れ間でお天気が良い
7月7日の七夕の夜、織姫と彦星は再会
できたのだろうか…
昨夜は、天の川も綺麗に見えていた…
笹に短冊…情緒のある日本の風習
立ち止まり短冊に願いを書く…
そんな心の余裕をずっと持ち続けて生きていけたら素晴らしいなぁ…
「あ〜!定期券忘れた!」
忘れたのは私ではなく幼なじみの親友…
「どうしよう〜」と電車内で困惑していた
親友が私にこう言ってきた…
「先に出て定期貸してよ」と…
田舎ののんびりな駅も通学時だけはごった
がえしたので、ドサクサにまぎれて貸して
と頼み込まれた…
16歳の浅はかな計画だった
何だか可哀想になって「いいよ」と私。
最初に走って出て後方にいた親友に柵越し
に手渡した瞬間…
「こら!何やってんだ!」と駅員さんの声
バレないはずがないわけだ…
学校に行き着く前に駅員さんにこっぴどく
お叱りをうけ私の定期券は没収された。
「学校にばれるよね」2人で話し合って
担任に自首を申し出た私たち…
その後、学校でも怒られて反省文を書かされた。
下校時、駅に寄り謝罪をして定期券を返してもらった…その時駅員さんが言った
「何で学校に言ったんだよ」と…
お灸をすえて返すつもりが自ら自白した私たちに苦笑いだった駅員さん…
一日中ずっと謝り続けた私たちであったが
結局は「自業自得」と言う事だ…
「友だちの思い出」として今も鮮明に残っている。
子供が小さかった頃…
昼間は仕事に追われて
夜は家事に追われた
私が洗濯物を干す時間帯は大体が夜中…
深夜12時近くに1人で干すのは寂しかったし
外だったから暗闇も怖かった…
真夏は虫と戦い、真冬は寒さと戦い…
皆は、温かい布団の中で眠っているはずだ
母親業とは苦行に他ならない
けれど、家族の為には頑張るしかない訳だ
寒さに震えながら洗濯物を干し終わると
お天気の良い夜中には空が澄みきって
「星空」が凄く近くに感じたりした…
お決まりの冬の星座である北斗七星を
探しながら、1人プラレタリウム…
きっと私だけじゃないよね…
皆も頑張ってるよね…と
自分に言い聞かせながら室内に戻り
冷え切った体で布団に潜り込む…
世の母の頑張りで皆幸せに暮らせるのだよ
生まれる前に相談しましたよね…
「今度はどんな人生を生きるのかな…」
もうすぐ世に出るのだから、
早く予定を組んで提出しないと出産に間に合わなくなって、君の気に入った体を借りられなくなるよ…
「そうですね…安泰が良いか波乱万丈が良いか?やっぱり悩みますよね…」
「そうだな学びが多いのは波乱万丈だぞ」
「やっぱり…」
最後の最後まで悩んで決めた今の人生…
一度決めたカリキュラムは来世までは
変えられないのだ…
「決めたか…頑張って来いよ」
「はい、行って来ます神様!」
「じゃ、予定表はわしが預かろう」
【神様だけが知っている…】
人生の課題を神様に預けて私は眩しい光の中に旅立った…
と…言う訳でとんでもなくアクシデントが
多い人生を生きている私であるww