「君と出会って」…しばらく考えた。
やはり、最初に浮かんだのは人生を左右するような相手…だとすると自分にとってすごく近い人たち…両親、兄弟、恋人、子供、親友…可愛い愛犬…?
またしばらく考えた…生まれてから今まで数え切れない人と出会っては、別れを繰り返して生きてきた。
その人たちとそれぞれに過ごした時間の長さは違うけれど、1日で別れた人も10年一緒に過ごした人も、その一時と言う貴重な時間を共有し、お互いに何かしら影響を受けあって成長したのだとしたら、「君と出会って」とは、1人の特定の人ではなく、今まで出会った人全てではないかと…
必然に出会い、学びが終われば別れる。
人生はずっとその繰り返し…明日出会うかも知れない「君」が待っているのかも知れない…
知っていますか…
虫の音を聴くと言う特殊能力…
日本人にしか聴き取れない特別な力
以下…ネットより抜粋
❴西洋人は虫の音を機械音や雑音と同様に音楽脳で処理するのに対し、日本人は言語脳で受けとめる、つまり、日本人は「虫の音」を「虫の声」として聞いているということになる❵
耳を澄ますと当たり前に鈴虫·コオロギ·キリギリスと虫の音を聴いて秋の訪れを感じ育ってきた私たち…
最近では環境が悪くなって、虫たちもほんとに生きづらくなったけれど、せめて自分の周りだけでも自然を大切にしたい。
色々な命が重なりあってこそ日々はまわる
綺麗な虫の音を聴かせてもらえるのはきっと神様からのギフトなのだから…
16才の頃…
バイト先で一緒になったのは兄の親友…
仕事を教えてもらいながら親しくなっていった。その時は、私はまだ親友の妹…
しかし気がつけば、私はずっと彼を追っていた。好きになるのに時間は掛からなかった。3才上の彼は薄々私の気持ちに気が付きはじめた…
「一回ご飯行こうか」いきなりのお誘い
私は有頂天になった…彼も私の事きっと好き…私は勝手にそう思い込んだ。
ドライブ…ご飯…沢山話をしたが何も覚えてはいない。ただ、緊張してご飯が喉を通らなかった事だけは記憶に残っている。
たった一度きりのデート…2人だけの秘密。
別れ際、彼はいきなり私の頭を撫でた…
しばらく沈黙の後、深いため息をついて彼は言った。「君はあいつの大事な妹なんだよ…」って、私は、永遠に親友の妹から抜け出せなかった…彼は良い人だったのか…勇気の無い男だったのか…本心は闇の中、一生知るすべもない。
ひねくれているかも知れないが…
優しい言葉が時には人を傷つける事もある
恋愛の別れ際を除けばほとんどは「優しくしないで」とはならないだろう。
それ以外で、私が経験した良かれと思いかけてくれた言葉に胸が苦しくなった事とは父が亡くなった時…
急死した父親は70代だった。皆、一応に
「この度は突然の事で…」これは別に良い
次に必ずこう言う…「まだまだお若かったのにね…」って…私も立場が違えば普通に言っていたと思う。もちろん「もっと長生きして欲しかったね」と言う優しさから出る言葉だとも理解出来る。
けれど…家族は、悲しみの中必死に自分に言い聞かせている…
「寿命だった、天寿を全うした」と…
周りが寄り添いかけてくれる言葉に私も初めて「何かちがう?」と感じた。
色々経験してこそわかる感情…
それ以来、たとえ相手が何歳であろうとも
私はその言葉を使わなくなった。
時には黙って見守る、そんな優しさもある
色で言うカラフルとは、色彩豊か。
人で言うカラフルとは、個性豊か。
個性を上手に伸ばして、秀でた才能を開花させる…当たり前にそれが出来ていた良い時代もあった。けれど今はみんな一緒…
たとえば三才児検診…
わずか、3年しか生きていない幼子にお題を出し、予定通りに育っていなければ弾かれる…悲しいかな成長する速度さえ管理される現代。
植物だって成長速度は違うのだから、人間ともなれば尚更だろう。
「十人十色」必ず良いところがある。
一緒じゃないのが魅力なんだ…
それこそが「カラフル」色とりどりの人生