今まで流れ星を見たのは、2〜3回位。
必死に願い事を言おうと頑張った時もあったが、慌て過ぎて上手く口が回らない…
その上、言いたい事の要点もまとまらないし、結局は「あ〜!」って言ってる間に消える。
ある時は、獅子座流星群なる天体ショーに
望みを託そうとしたが、眠気に負けて気がついたらしっかり朝だった。
そんな調子よく「流れ星に願いを」なんて実現はしない。星に願う暇があったら自分で行動する方が早い(笑)
規則だらけの中で生きてきたのだから今更ルールと言われても…??
じっと考えていた時に、我が家の小学生が私の隣に座り「家のルールを決めよう」っていきなり言い出した。「何で?」
今日のお題を知るはずもない…
偶然にしてはタイミングが良すぎる。
こりゃ、「以心伝心」ってやつか?
だから有り難く、「じゃ、考えて」って言ったらこんなルールを書いてくれた。
①一階のトイレのスリッパを揃える。
②二階のトイレのスリッパを揃える。
得意そうに私に発表すると、すぐトイレのドアに貼り付けに行った。
考えすぎない…この素直でまっすぐな気持ちに今日は助けられた。
純粋な心で決めたルール守らないとね。
それにしても不思議だ…何でわかった?
今日の心模様…か?
自分の部屋にきて、さてさて心模様と言われてもなぁ…
そう思いながら目を閉じたら考える前に睡魔に襲われた…
何かの本で見た気がするが、布団に入って3分以内に寝たらそれは「寝た」ではなく「気絶」だそうだ。
今夜も私は危うく気絶するところだった(笑)
今日は、素直に書こう…
頭に何も浮かばない…って事は大きなトラブルはなかったって事で、私の今日の心模様は至って平和だったという答えになるだろう。
何もない…それが良い。
3歳の頃、数年祖母と暮らしていた。
真夏の朝、牛乳配達の自転車の音…
配達されたのは隣人宅である。
母恋しい年頃だった私は、その朝どうしても牛乳が飲みたくなった。
夜がしらじらと明けようとした時
私は布団から出て隣の家に走った!
届いたばかりの牛乳のフタを開けてゴクゴク飲んだ…味なんてわからない。
悪い事はわかっていた…服は牛乳でビショビショになった。
たとえ間違いだったとしても私は欲望に逆らえなかった💦
帰ってそのまま布団をかぶった…
3歳なりの罪悪感はあった…
犯人探しをされないまま私は大人になったが、ずっと頭の片隅にあった。
やっと隣人に謝れたのは数十年後だった。
隣人は、笑いながら私を許してくれた。
その時、私の「盗み飲み」と言う泥棒人生の幕が降りた…
幼稚園の頃…
私はいわゆる「ど田舎」という場所で野生児として、のびのびと育っていた。
全校生徒7人なんて冗談みたいな人数の分校に通い、自由気ままに幸せな幼少時代を過ごした。
ただ…雨の日は別だった…
寂しく1人、山あいの道を歩く…
途中には墓地…木々がしげりトンネルのよう…古くて墓石も割れていた。
昔はビニール傘などなく、たった1人で
赤い布傘をさして歩いた。
どんどん雨が強くなる…一番怖い墓石の前に来た時、布傘は耐えきれず私の肩に雫を落とした…「ぎゃ〜!」一粒の雫は私を恐怖のどん底につき落とすには十分であった(笑)