みとり

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5/24/2024, 4:08:38 AM

お題:逃れられない
タイトル:

毎日を淡々と生きていると、時々何かに追われている感覚になる。
それは先生に出された課題かもしれないし、周りからの期待かもしれないし、上司に丸投げされた仕事かもしれない(これは最悪のパターン)。
あるいは、時間の流れ、明日に追われている、なんて人もいるかもしれない。

しかし大抵のことは絶対に逃れられないなんてことはない。
逃げ道があるはずなのだ。
誰かが言う「神は乗り越えられる試練しか与えない」ではないが、本当にそうだと思う。

課題に追われているなら翌日やらずに登校して「忘れましたごめんなさい」「明日までにやります」とか言えばいい。
期待の視線に追われているなら期待に沿えないことを言葉なり行動なりで伝えればいい。
仕事に追われているならできないと方々に謝ったり、誰かに助けを求めたりすればいい。
時間に追われているなら、今日も明日も何も気にせず何もしなければいい。

そう、できないことはできない。割り切ってしまうのだ。

しかし実際はそうしない人が多い。
その理由は主に二つある。
一つは、割り切るには労力がかかりすぎるから。
色んな人に謝ったり言われたことと違うことをするのは時間も精神も削られて非効率だ。
もう一つは、追われているものに打ち勝ったときの達成感を味わいたいから。
期待に応えられたら自分も褒められて嬉しいし、仕事でお客様に喜ばれたらやりがいを感じるものだ。

つまり、自分が追われていると感じてやっていることは、自ら進んでやっていることと変わらないのだ。
方々に謝るよりは自分が仕事をこなしたほうがマシだな、とか期待に応えて褒めてもらいたいな、とか、無意識かもしれないが人間はそういうことを考えながら生きているものなのだ。

明日が来るのが辛いと感じていても実際明日になったら何とか乗り切れてしまうのもそういうことだ。
痛い思いをして死んでしまうよりは生きて明日を迎えるほうがマシだと考えているからなのだ。

…何だか重い話になってしまったが本当に死ぬのは良くない。
それだけ伝わればあとはどうでも良くなってきた。
明日もがんばりましょう。

5/21/2024, 6:19:23 PM

お題:透明
タイトル:

僕は見てしまった。
それは澄んだ光を放っていて、ただただ美しかった。
でも手を伸ばすと逃げるように離れていってしまった。
ああ僕がそれに触れることは叶わないんだと悟った。

⸺そんなことも忘れていたのか、僕は。
目の前にあるがらくただらけのお菓子の箱を見て、僕は驚き呆れていた。

どうでもいい石ころや鳥の羽根でさえ宝物へと姿を変える魔法を使えたこと。
小さな画面に広がる世界を救う大冒険をしたこと。
そして、そういう毎日が目が眩むほどに輝いていたこと。
本当にすっかり忘れていた。

いつからか憧れに蓋をし、周りを気にして生きるようになっていた。
子供っぽい、と過去を切り捨てることもしてきた。
褒められて、認められて、もっと頑張るのが幸せだと信じてきた。

僕は努力を重ね、幸せになった。
…はずだったのに。

⸺実家の押入れの奥から出てきたお菓子の箱は随分色褪せて、ところどころシミもできていた。

「おかえり」
声が聞こえた。
別に驚くことではない。
あの頃はそうやって輝きを探していたから。

「見つけてくれてありがとう」
「まあね、さあ今日はどうするの?」

答えは出ている。
まだ正体が何かも、どこにあるのかも分からなくても。
「透明よりもきれいな、あの輝きを探しに行く!」


※あとがきのようなもの※

みとりです。
いやーこんなに抽象的な文章は初めて書きましたね。
お題「透明」を見て真っ先に思い浮かんだのがB○NP OF CHICK○Nさんの『アカシ○』でした。
実はみとりはポケ○ンが大好きです。
MVで泣きました。
文章は歌詞にヒントを得て書いてみました。(難しかった!)

もし何か感じ取れるものがあったら、明日からの生活がちょっと豊かになるかもしれません。
そうなったらいいなー。
もしQOLが上がったと感じたら是非「☆お気に入り」→「♡もっと読みたい」で教えてくださると嬉しいです。

次はもうちょっと上手く書くぞー!

5/20/2024, 12:26:13 PM

お題:理想のあなた
タイトル:本当はもっと言葉を尽くしたいけれど

あなたは自分を変えたいと言った

頭がきれなくても
スポーツ万能じゃなくても
優しくできなくても
不器用でも
お金がなくても

綺麗事かもしれないけど
あなたは共感できないかもしれないけど
私にとっては

今のあなたが理想のあなた

5/17/2024, 9:58:15 AM

お題:愛があれば何でもできる?
タイトル:お題を見たときのみとりの反応

今日のお題は…「愛があれば何でもできる?」か。
…え?そんなこと考えたこともなかったぞ?

自分の行動の動力になるものといえば、ご褒美とか?
あとは楽な選択肢があったらそっちにするかなあ。
それから、口コミ…?
どうやっても愛と結びつかないぞ?

あー好きなものに関係するほうがやりたいって思えるかなー。
そういう気持ちも愛に内包してしまえばいい…のか?
でもそれは愛とは違うというかなんというか…!

⸺以上、お題を見ても文章が思いつかずに1日過ごしてしまったみとりでした。
駄文失礼しました。

5/13/2024, 6:09:31 AM

お題:子供のままで
タイトル:脱・子供

先日、偶然にも某少年漫画雑誌が一部ネット配信されていることを知った。
もう随分昔のことだが、私もいち読者であった雑誌である(お目当ては付録の限定トレカであったが)。
当時連載されていた作品もいくつかあり、懐かしくてその夜はずっと読んでしまった。

何話か読み終えて、ふと作品を読むときの視点が昔と変わっていることに気がついた。
あの頃の私は、ただ面白おかしい登場人物たちの言動に笑いを誘われていただけだった。
しかし今はその言動の裏にある登場人物や作者の思い、そして作者が暗に伝えようとしている、いわば作品のテーマを読み取れるようになっていた。
もちろん、作品の最大の目的は主な読者である子供たちを笑わせることであるから、昔の読み方が間違っていたとは言えない。
ただ知識も精神も成長した今、私は半ば無意識に作品を執筆する作者の頭の中を想像できるようになっていたのだ。

思わぬところで自身の成長を感じられて、私にとってはいい経験になったので、機会があれば昔読んでいた漫画や絵本を読み返してみるのもいいと思う。
私も次は久々に紙の雑誌を買ってみようかな。

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