12/3/2025, 1:07:36 PM
地面を真っ白に覆った雪のうえを優しく歩く。
真っ白い新品のものに跡をつけるのには少しためらいがいる。
ゆっくり、ゆっくり、目的もなく歩いていく。
何かを本能で察知し、耳をすましてみる。
奥からだんだんと近づいてくる姿があった。
思わず私は走ってその姿に駆け寄った
13「冬の足音」
12/2/2025, 10:20:00 AM
とおいとおい国にいる、貴方から贈り物が届いた。
受け取った瞬間、真上に1匹の鳥が群れに戻ろうと飛んでった
貴方はいつも、人によってはゴミになるような、小さなどこにでもあるものをくれる。
「何これ?」
今回の贈り物の中身は何もなかった。
それが貴方からの最後の贈り物だった。
12「贈り物の中身」
12/2/2025, 9:13:37 AM
この夜空に輝くたくさんの星の中に、
凍っていて、誰も近寄れない星がどこかにあるのかな。
きっとその星は、1人でぽつんと凍ったまま。
でも、そんな星にも確実に星空はあって、そして地球をのぞいてる。
名前を呼ばれることがすくなくても、私はいるよ、とささやくように、あの星は輝いているんだ。
11「凍てつく星空」
11/30/2025, 11:18:16 AM
僕の物語は、君がいないと
始まらないし、終わらないし、
ましてや完成なんて一生しないだろう。
ちょっとおこがましいけど、君の物語に僕を入れて、君の物語の登場人物の1人にでもなれたら、
一生君の物語を守ろう。
10「君と紡ぐ物語」
11/29/2025, 11:25:20 AM
人は、ずっと、人の中に残っていくものだと思っていた。
生きていても死んでしまっても。
でもそんなことは夢物語で、あの人は、
砂糖が水にとけるように、または氷がとけていくように、
みんなの中で消えてった。
もう誰も名前は呼ばれないのかな
いつか私も忘れちゃうのかな
9「失われた響き」