時間に止まって欲しくて、時計の針をとめた。
だけど、あの子の手は、ゆっくりと、静かに冷たくなった
31「時計の針」
ただ、愛おしいだけだったの。
もっとあなたに溺れてみたかった。
ダメだとわかっているのに、
近づいたと思ったら、口を結んで目を逸らすあなたの
目線の意図を知りたくて、もっと溶け合いたいと思って。
唇がふれそうなとき、あなたのスマホの着信がそれをさまたげた。
ああ、また貴方は行ってしまうんだね。
電話ごしに聞こえる、男の声に少し嫉妬した
30「kiss」
1,000年先、
きっとそこは光に満ちて、
今の私たちじゃ想像もつかない景色があるだろう。
私のことを知ってる人は、神様ひとり。
それに少しロマンを感じて、まだ見ぬ景色に期待を寄せて、今日もひとりで心地いい闇に沈んでいくんだ。
これから先も
29「1000年先も」
I love your profile as it melts into the darkness.
I love the clear winter air.
I love the all-encompassing vastness of the ocean.
Above all, I love the world and universe that you hate.
(訳: 闇に溶けていくあなたの横顔が大好きです。
冬の澄んだ空気が大好きです。
すべてを包み込むような海の広大さが大好きです。
何よりも、あなたが憎む世界と宇宙が大好きです。)
28「I love...」
雪が降った
あの人に拒絶された。
かなしい、悲しいはずなのに、涙が出てこなくて。
あいしてる、あいしてた、あの人に愛されたかった。
きっとこの気持ちも、ここではないどこかの街へ旅してしまう。
けど、いい。
私の行き場のない愛があったということを、
誰かに気づいてもらえれば。
27「街へ」