この数年間の軌跡は、
あなたとだからつくられた。
もし、相手があなたでなければ、
とてもじゃないけど、無理だっただろう。
家族が増えて、自分の時間も減って
自由が遠のいた。
だけど、少しずつまた、今度は
君との時間が増えてきた。
何も多くは語らない。手を握るだけの
ささやかな時間も愛しい。積み重ねられた軌跡を
いつまでも信じられたらいい。
あなたのことを、忘れられない。
ずっと、多分好きだ。
短い間だったけど、恋って
こんな感じなんだ。
なぜか、頭からあなたのことが忘れられなくて
いつも、名前をつぶやいた。
会えなくなったときは、本当にさみしかった。
恋は何度もしなくていい。
胸が張り裂けそうになるから。
田舎で何もないけれど、
コンビニだけは近くにあって欲しい。
僕の未来に欠かせないから。
仕事は心が病まない程度にできたらいい。
僕はすぐ心が折れるから。
未来には、君がそばにいてくれたら、
それでいい。
僕は、淋しがり屋だから、、、。
家がたくさん並んだ景色、
海がちらっと見えて、でも、すぐに建物だらけ。
電車の中は、知らない人だらけ。
毎日、こんなにたくさんの人が
毎日、家やビルだらけの景色を見ながら
電車に揺られて散っていく。
忙しそうに。
今、緑だらけの景色の中に
縛られない時間が僕には広がっている。
心に癒やしとゆとりを持てる、
そんな景色が僕には合ってる。
初めて君に出会ったとき、
車で出かけた先で、さりげなく
君は、僕にコーヒーを渡した。
何も言わず、ただ、二人だけの時間に
不思議と君の優しさが僕に響いた。
次に会った時は、自分の大事な過去を
ポツリと言った。君は泣いた。
無言の闇が広がったけど、
僕は君のそばにいたかった。
君の悲しみと覚悟を受け取めたかった。
合鍵を差し出した君に、僕は恋人を意識してうれしかった。
あなたといたい。
君と僕は、今も一緒にいる。