風人

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初めて君に出会ったとき、
車で出かけた先で、さりげなく
君は、僕にコーヒーを渡した。

何も言わず、ただ、二人だけの時間に
不思議と君の優しさが僕に響いた。

次に会った時は、自分の大事な過去を
ポツリと言った。君は泣いた。
無言の闇が広がったけど、
僕は君のそばにいたかった。
君の悲しみと覚悟を受け取めたかった。

合鍵を差し出した君に、僕は恋人を意識してうれしかった。

あなたといたい。
君と僕は、今も一緒にいる。

4/12/2025, 10:08:40 AM