Rin

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3/18/2024, 10:51:28 AM

「おおきな存在」


うまく言葉にならない
こころの内が 
伝えられなくて
もどかしい と

どんなに近づいても
身体の厚みのぶんだけ
まだ遠い と

傷つけるとしても
この感情の渦を
発さずにはいられない と

目にみえるものだけで
愛を確かめようとして
くるしい と

ふたりの未来が
見えそうで 
見えなくて
不安だ と

眠りにつくときには
湯たんぽのような  
あなたのぬくもりを
感じたい と

動かされるこころが

痛くも、
あなたが 
どんなに
おおきな存在か
を教えてくれる

わたしの愛が
あなたに
届きますように

もっと辛抱づよく
もっと晴れ晴れと
もっと伸びやかに

あなたを愛していたい
あなたに愛されたい


#不条理




3/17/2024, 3:38:23 PM


自分の体が小さな、けれど殺傷能力のあるトゲや刃で覆われているような気がする。

自殺しようとする人間が、刃物を振り回して、くるな!来たら刺すぞ!と言っているようなあれ、とも近い。

傷つけるのをわかっているから、どうか誰も今の私には近づかないでほしい、とも思う。

といいながら、ほんとは、体に刃が刺さってでも私を抱きしめに来てくれる人を求めている。

3/16/2024, 12:49:32 PM

「不安の正体」

ふあん、は、
どこからともなくやってくる

あのときのわたしは
どうしていまのわたしになってしまったの
あのときに思い描いたみらいは
こんなはずじゃなかったのにな
あのときのがんばりは
どこに消えてしまったのだろう

一直線、でなくてもいいけれど、
せめてつながっていると思いたかったな
かこのあれこれ

なにも、ふあん、ではなく、
だれとも、くらべる、ことなく、
まわりにはゆかいな人がいて
まいにちが楽しくて
自分がすきで信じられて
みらいに希望があって
そんなころの自分に戻りたいなぁ

それがいちばんのねがい

3/15/2024, 1:36:37 PM

「行末」

結局のところ
わたしたちは

人の目を気にして
つなぎとめて
急ぎ足で

効率よくふやして
人の波に飲まれて
おぼれて

意味があるのか
ないのかわからないことを
ただ繰り返して

結局のところ
わたしたちは
どこに向かっているのだろうか


3/15/2024, 6:09:22 AM

変化


それは がらがら と
音を立てて壊れるようなものではなく、

スノーボールの周りが ほろほろ と崩れて
中から実は声をひそめていた、
小さなまあいる真珠が生まれ出てきたような

花水木の薄い花びらが ほわほわ と
柔らかく優しく開いていくような

そんな
静かでいて
でもなにかが決定的に変わる
静寂の中の凛とした音をはなつもの。

どきまぎしたり、
じたばたと暴れ回りたいような
落ち着かない気持ちに襲われることも多々あるけれど。

まっすぐにすすめばいいんだ
変化の先に生まれ出ようとするわたしを信じて

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