君と出会って、私は前よりも自分を卑下しなくなりました。では自分は小説やドラマでいう主人公なのかと問われれば、「分からない」という答えになるのでまだまだですが。
君と出会って、僕は久しぶりの"好き"という感情を自覚できました。今まで長い間、ずっと芽生えてこなかったのに、君と一緒にいないと寂しく思うようになりました。そういう風に言ったら、君は「人肌が恋しいのか?とかじゃなくて、"好き"って気持ちなるの?」と不思議そうな顔をしてましたが。
"好き"を諦めた私と"好き"を忘れていた僕が出会って、一つだけ分かったことがあります。
君を目の前にして、ただただ心からの甘くて優しくてほんのちょっぴり苦いものが溢れてしまうのです。
生きる意味とは、生きている間に必要なものなのだろうか。
もちろん歳を重ねて数十年と生きていれば、色々なことを考えられるようになって答えを見つけられるかもしれない。でも十数年ぽっちしか生きていない"今"を生きるので精一杯な私に、それは見つけられるのか。
まだまだ知らないこともたくさんある。そんな私が簡単に生きる意味をつくったら、それがなくなったとき私はどうするのだろうか。その先の人生の方が長いのに。
本日の心模様はかなり強い雨でしょう。出勤や通学の際は傘をお忘れずに。
明日は4日ぶりに晴れるでしょう。ですが午後の天気は少し不安定ですので、折りたたみ傘も鞄に入れておけば良いでしょう。
最近は梅雨が近づいてきたのか心模様が荒れることが増えてきています、警報が出た際には、嵐となる可能性も含めてよく確認の上避難してください。
小さい頃から、主役というものにずっと憧れていた。
なりたいなりたいと、少なくとも人並み以上には強く願っていたけれど、私が主役というものをやれたことは一度もなかった。
それから私は、期待するのをやめた。
諦めて、「どうせ私はなれない、似合わない」と自分に呪いをかけた。
だから、チャンスが巡ってきて夢見る心がむくりと起き上がる時、私はどうすれば良いのか分からなくなる。
たかが、幼い女の子がプリンセスに憧れる気持ちのようなものだと思っていたのに。そうじゃなくても、私には絶対できないことなのに。
心に残り続けるしこりのような夢見る心は、意外と厄介だ。
桜が舞い踊り、真っ青な空に薄ピンク色が綺麗に映える。
春爛漫のぽかぽかと心地よい日に、私はそっと目を閉じた。
心の中では「まだ終わらないで」と泣いているのに、気持ちいい景色がそれを許してくれない。
はやくはやく、誰か私を見つけて。そうしたら、春爛漫に相応しい笑顔をつくるから。
それはそれで苦しいけれど。