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5/19/2023, 11:07:09 AM

2020年2月。新型コロナウイルスの猛威が始まった頃。私達の世代は、例年より一足早く卒業を迎えた。私立の中高一貫校だったから、中学の修了式はいらないと考えられたのだろう。
委員長達が先生にかけ合ってくれたおかげで、辛うじて最後の行事である合唱祭ができた。でも会場は音楽室で、1クラスずつ時間をずらしての開催。
部活も、突然終わってしまった。私が入っていた演劇部は、3月に卒業公演を迎える予定だった。部員全員、最後まで公演できると希望を持って練習していた。だけど結局だめだった。3年生全員が共演できるのは、最初で最後の機会だったのに。
それから高校に入って、授業の半分くらいがオンライン。修学旅行も全部できなかった。体育系の行事だけが許されて、「卒アルの行事写真は全部クラTだね」なんて友達と笑い合って、不満を誤魔化した。
別に先生達を恨んでるわけではないけれど、ほんとのほんとの贅沢が許されるなら、もう一度あの時に戻りたい。
卒業公演やりたかった。高校では事情があって部活ができないことになったから、大好きな仲間と最後にきちんと舞台に立ちたかった。縮小になってもいいから、修了式をやりたかった。「コロナだから」と言い訳にして青春を諦めさせる大人達にも、「仕方ない」と無気力になる自分にも腹が立って仕方なかった。
コロナでできなかったこと、それが突然の別れ。

5/18/2023, 10:57:59 AM

5年前に私が好きになった人へ

5年前と比べると随分垢抜けました。大人っぽくなったし、内面も磨かれたと思います。だからどうなりたいとかはありませんが、ただ伝えたくなっただけです。でもきっとあなたと会ったら、臆病な私は結局そう伝えられなくて、鈍感なあなたは「久しぶりだね!」で終わってしまうのでしょう。
あと1つ最初で最後のお願いです。
未だに夢に出てこないでください。あまりにも暖かくて気持ちが良い夢で、出てこられたら身を任せてしまいます。もうこれきりにしてください。
なんて、嘘です。架空の恋のお話みたいなものだと思ってください。だってやっぱり私は臆病だったから、4年間何も言わなかったでしょう?言わないという事は、"無い"に等しいことなんですよ。

初恋のあなたを4年間思い続けた私より

5/17/2023, 10:52:35 AM

真夜中、ふと目が覚める。水を打ったような静寂。真っ暗闇の中に、ぼんやりと加湿器の湿度を知らせるランプが浮かび上がっている。
『何か』が出そうで出なさそうな雰囲気。ああ、微睡んでいるのだなと感じた。人も、動物も、植物も、加湿器のランプも…『何か』も。とろとろとした眠気に誘われているのだ。
そんな真夜中に、私も誘われて眠りの底へと再び落ちて行く。

5/16/2023, 10:55:31 AM

愛は美しいもの。綺麗なもの。強いもの。暖かいもの。
けれど、怖いもの。
嫉妬の呪い。狂った愛しさ。愛がある故の、苛烈な憎しみ。
色々な種類の愛が、沢山この世界に渦巻いているから、この世界は日々、嬉しいことや悲しいこと、様々なことが起こっている。
愛があるから何でもできる、というか、愛があるから何でもできてしまう、のかもしれない。

5/15/2023, 11:03:58 AM

人を傷つけてしまった後悔。

選択を間違った後悔。

結局は後悔がないものなんてなくて、自分の選んだ道は全て"間違っている"。それでも常に誇りを持って、最後には、「選んでよかった」と大笑いしたいから。
私は今日も、自分にとって最善の"間違っている"ことをする。

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