春には多くのものが芽吹くけれども
全てでは無い
いつでもいいんだよ。
どこか綺麗事だなぁ。
芽吹くべきタイミングで芽吹かなければ
誰の目にも止まらず
忘れ去られて、消されてしまうことも多い
自分だけは、自分の手の届く範囲の人だけは
いつか芽吹くときまで待ってあげられる
そんな生き方がしたいですね。
芽吹くのをいつまでも待つことに趣を感じられる
そんな視座に憧れますね。
慌てて未熟なまま芽吹いても
周りに揉まれて、間引かれてしまう
そんな残酷な現実もありますね。
【芽吹きの時】
思い
想い
重い
謂い
懐い
密か
秘か
密度が濃くて重すぎる密かな想い
【ひそかな想い】
63〜70 ⑦
小さい頃に会った親の友達
外で声が高くなる母
大幅に整形をした人
記憶喪失
エントリーシートの中の私
出会った頃とは全然変わってしまった貴方
【あなたは誰】
54〜63 ⑨
中高で授業中に回した手紙
大好きだった人からもらった手紙
大好きだった人にあげた手紙
どれもなんだか少し痒くて
今は読めないなぁ
今の時代に手紙は
温度感も含めたものだと思う
だから さめてしまった 今は
もうどこにもなくなってしまった。
時間が経ってしまったそれはもう
形を変えて思い出の品なんじゃないかなと
思う
【手紙の行方】
46〜54⑧
幸せな瞬間を永遠にする為か
不幸な瞬間を止める為か
幸せを永遠にしたいから
時間を止めたくなるけれど
止めてしまったらその幸せも止まってしまうんじゃないかな
時間を止められたら
不幸も止められるのかな
それでも不幸は止まるだけで永遠になってしまうのかな
【時間よ 止まれ】
永遠は存在しないと思っていたけれど
短期的な絶対は存在するし
永遠に有るものは無いけれど
永遠に無いものは在るのだろう
この先も永遠に時間は止められるようにならない
亡くなったものは永遠に蘇らない
永遠の愛はなくて、せいぜい一生くらいなものだけど
一度も交わらなかった無い縁は
亡くなれば永遠に交わらない縁
あまり関係がないけど少し思ったこと。
32〜46 ⑭